冷間鍛造金型・プレス金型・粉末成型金型
AMCアジア
グループ会社の専門性を融合
素材選定〜試作まで徹底サポート
親会社に超硬質合金製品の製造販売を行う「ノトアロイ」、グループ会社に鍛造試作に特化した「イフカム」を持つ同社は、2013年にタイ進出。素材の選定・開発から始まり、設計、製作、試作と総合的なサポート体制が特長だ。
用途に合わせた素材が常時30種ほど揃い、また稀少な複動5軸油圧プレス機を使った鍛造試作を行うなど、より専門分野に焦点を当てたサービスを提案する。
また新工法にも着目。既存の概念にとらわれず、「コストを削減したい」「生産効率を高めたい」といった大枠の要望から、鍛造工程の短縮や切削加工レス、新規部品の鍛造設計など顧客の要望に合わせた独自のノウハウや高度な専門性、鍛造シミュレーション解析を融合させた提案を行っている。「現在、日本からの輸入に頼っている部分が大きいタイの金型業界において、現地で設計や製造など総合的にサポートできる弊社の需要は高まると推測しています。まずは弊社の存在をPRすることが重要です」(佐々木MD)。そんな総合的なサービスを生み出すには、スタッフの力が不可欠。同社が第一に掲げるのは「社員の幸せ」であり、製品に関わる社員のパフォーマンスが最善な状態で出来るようタイで推奨される「ハッピーエイト(心と体が健やかでいるための8項目)」を取り入れている。
数年後には自社工場設立を目標とする同社。17年4月から業界22年の経験を持つ日本人営業が加わり、より広域へのアプローチを開始。タイでの確固たる地位を目指す。
- ①自動車の“脚”となる部分を支える金型(サンプル)などさまざまに対応
- ②CNC旋盤:超硬合金を切削加工
- ③平面研削盤:材料に合わせたホイルを使用
- ④タイ国内で推奨される「ハッピーエイト」に取り組む同社。「まずは社員が幸せであるかどうかが大事」と佐々木MDは語る(写真中央)
※この情報は2017年10月現在の取材を元にしています