工作機械・工具の販売
プレシジョン ツールス サービス タイランド
“聴く力”を育て、地域に根ざした販売を目指す
タイに6拠点を構え、顧客のニーズを迅速に応える機械・工具の商社「プレシジョン ツールス サービス」。“顧客第一主義”を実践し、サービス拡充を続けている。
「知識も経験も浅いスタッフに繰り返し説くのは、現地に赴きお客様の話を聞くこと。販売に直結しなくても、とにかく声を吸い上げることを徹底させています」と語るのは、機械販売部門を束ねる和田俊亮セールスマネージャー。バンコクから遠方の工業団地に通うスタッフの負担を減らすため、自ら拠点をアマタナコン工業団地に移したという。始めから多くを叩き込むのではなく、一人ひとりに応じた指導があるはずと、人材育成に細やかに気を配る。今後はローカルメーカーとの関係性を深め、実績を作りながら日系企業にも商材を売り込みたいとも語った。
また、アマタナコン工業団地内に構える展示場も好調。場内に無人搬送車(AGV)を走行させるなど、イベント性のある展示を開催。内容は3、4カ月ごとに変わり、「測定・計測」「環境・省エネ」など、現場が抱える課題やトレンドを盛り込んだものとなっている。地域に根差したビジネスモデルを確立し、メーカーと顧客の強固なパイプ役として邁進する同社の姿が垣間見えた。
商品を学べるセミナールームアマタナコン社屋に完備された、約100人収容可能のセミナールーム。講義の後に実機を見学して、“知る・見る”を体験できる施設となっている |
※この情報は2017年11月現在の取材を元にしています