低圧アルミ鋳造型、及びシェル型専門の設計・製作・メンテナンス
トヨダセイコウ タイランド
低圧アルミ鋳造金型に特化
確かな技術と豊かな経験値
1974年の創業以来、オートバイ、自動車部品の鋳造部品を作るための金型を中心に、日本のものづくりを支えてきた「豊田精工」。長年の経験で培った実績、信用と技術をもとに、2011年にタイ現地法人「TOYODA-SEIKO(THAILAND)」を設立。オートバイ、船外機、自動車のヘッドシリンダーをメインに、V型10気筒のヘッドシリンダーやオートバイフレームの大型低圧鋳造金型、シェル造形金型の製作実績がある。
同社が得意とするのは、アルミ部品用金型の主型(LP型、GD型)をはじめ、吸気・排気ポート、ウォータージャケット、オイルジャケットなど、製品に空洞部が必要とされる、複雑かつ精密さを要求されるシェル(砂造形品)を作るための金型製作だ。3次元測定器を使用した社内金型寸法管理を徹底。また、最も重要な熱間で使用することで発生する熱膨張、熱歪、アルミの収縮、シェルセット位置調整を経験値によって目標寸法を金型に織り込み、トライ&エラーにより最適な数値を算出。記録を次金型製作に生かし、毎回進化した金型を製作することで、鋳造型専門メーカーとしての優位性を目指している。
日本の親会社で数年技術研修を受けたタイ人スタッフや、日本で技能実習プロクラムを修了した研修生を採用していることもあり、社内の公用語は日本語という同社。社員の過半数は日本語を理解するため、細かい手順や作業内容などは日本語で指示。企業ニーズに柔軟に対応でき、信頼も厚い。同社の信頼は国を超え、着実に積み重ねられている。
- ①日本同様のクオリティを生み出す工場。納品スピード、メンテナンスなど企業のニーズに柔軟に対応
- ②緻密に測定し加工精度を追求
- ③企業からのリクエストを受けて設計
- ④目標を織り込んだ高精度な加工
- ⑤中前薫マネージャー(二列目中央)と同社スタッフ
※この情報は2017年10月現在の取材を元にしています