工作機械・電子機器・測定機器・溶接機械・産業機械の輸出販売、保守点検サービス
YKT タイランド
世界の産業発展に貢献
揺るぎない信頼と技術サービス
創業以来90余年にわたり、世界最先端の技術や機械を取り扱う専門商社として、日本もとより世界の産業発展に貢献してきた「YKT」。ドイツ、中国、台湾に続き、2015年にタイ現地法人を設立。スイス・ロロマチック社の工具研削盤をはじめ、高付加価値型工具の生産には欠かせない、欧米の工作機械の納入から保守点検サービスまでをトータルで提供している。
タイ現法設立のきっかけは、11年に発生した大洪水。日本で取り引きがある顧客の現地工場からの応援要請で、改めて自社の機械を利用している工場が多いと痛感。日本同様のサービスを求める顧客からの要望もあり進出した。現在は、修理やメンテナンスなどの技術サービスをメインに、工作機械の販売を行っている。
「進出して分かったことは、現場には特定分野に精通していても、工具の専門知識をもつ人は少数。そのため現場のタイ人スタッフへの技術指導が難しく、不要なトラブルが多く発生しているのが現状です」と話す渡部敏和ゼネラルマネージャー。同社では、YKT本社で技術部長を務めていた下山眞人テクニカルマネージャーがトレーナーとなり、タイ人技術者へ技術教育を実施している。「機械の効力を100%発揮するには、現場での日々の管理が大切。日本と同じサービスを、弊社のタイ人技術者から現場のタイ人スタッフへ伝承しています」と下山氏。
顧客と一緒に問題解決にあたり、機械を正しく稼働させるためのコンサルティングも担う同社。現在、下山氏を筆頭に、着々と技術を身に付けているタイ技術者と共に、定期的にインドネシアへも技術指導に行っている。これから、ますます同社の価値は高まっていくだろう。
- ①工具を作る機械のみならず、工具に携わる付属品や周辺機器のラインナップも充実
- ②渡部GM(左)と、現場のタイ人対応やサポートにあたるテクニカルアドバイザーのNiroot氏
- ③工具知識はもちろん、工作機械のトラブル解決に関して高いスキルと幅広いノウハウをもつ下山氏(左)。タイ人技術者のトレーナーでもある
※この情報は2017年7月現在の取材を元にしています