タイ人の間では、9ヵ所の寺院を1日で巡るといいといわれています。タンブン・ガーオワットともいわれ、これは、数字の「9(ガーオ)」が、「歩む、前進する」を意味する言葉と同じ発音で、縁起がいい数字とされているためです。9ヵ所の寺院をご紹介します。
1.サーンラックムアン
王宮前広場にある「サーンラックムアン」。ラマ1世がバンコク遷都を記念して建立し、ラマ4世が再建した柱は、悪運を防ぎ、長寿・幸運の願いを叶えると信じられています。
2.ワット・プラケオ(エメラルド寺院)
人気の「ワット・プラケオ」(エメラルド寺院)。エメラルドの本尊は、仏の三宝とされる「仏陀・法輪・僧侶」のような豊かな心になり、1年を通して金運に恵まれ、悪運を取り除くといわれています。
3.ワット・ポー
1788年にラマ1世によって建立された「ワット・ポー」。黄金の寝釈迦仏を拝めば、食べ物に困らず、1年間幸せな生活が送れるとされています。
4.サーン・チャオポー・スア
虎を奉っている「サーン・チャオポー・スア」。中華系タイ人に支持されており、中国正月や菜食週間にお祈りに行く人が多い寺院です。仕事運・金運を招き、幸運・出世に恵まれます。
5.ワット・スタット
ラマ1世時代にスコータイから運ばれたといわれている黄金の大仏がある「ワット・スタット」。仕事運に恵まれ、特に昇進にご利益があるとされています。
6.ワット・チャナ・ソンクラーム
チャナ「勝つ」、ソンクラーム「戦争」という意味を持つ「ワット・チャナ・ソンクラーム」。どんな困難も乗り越えてすべてに打ち勝つとされ、勝負事を行う際に訪れる人が多い寺院です。
7.ワット・ラカン
境内の土の中から鐘(ラカン)が見つかったことからその名が付いた「ワット・ラカン」。境内には多くの鐘があり、鐘の音のように、名前が広く浸透し、名声を得られるとされています。
8.ワット・アルン
三島由紀夫の小説の舞台にもなった「ワット・アルン」は、ワット・プラケオとワット・ポーに並ぶ3大寺院。アルンは「暁」を意味し、豊かで幸せな人生が送れるとされています。
9.ワット・カラヤナミット
住まいを寄贈して建立したのが始まりの「ワット・カラヤナミット」。寄贈した方にちなんで、ラマ3世が「真の友人」という名前を付けました。交通安全、対人関係にご利益があります。