常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
6年ほど前のバンコクでは、オーガニックの食べ物を探すことは、なかなか困難でした。怪しげなオーガニックと記されたシールを貼っただけで、実際は化学肥料がふんだんに使われた野菜や、アメリカの大型オーガニックストアーのロゴを完璧にコピーしただけの普通のスーパーがあったり、さすがに”トホホ感”が否めませんでした。
とはいえ、最近のバンコクは違います。今回、皆様にご紹介したいのは「Bangkok Farmers Market」 (バンコクファーマーズマーケット)です。ウェブサイトはこちら(http://bkkfm.com)。
イベントカレンダーが掲載されており、ジャムファクトリー(41/1-5 Charoennakorn Rd., Klongsan) とゲートウェイエカマイにて、定期的に開催。さっそくゲートウェイの方に行ってみると、オーガニック野菜、シャンプー、ジュース、ヨーグルト、ハム、お茶など充実の品揃え。なかにはオーガニックの鮮魚店までありました。
タイ産の有機栽培作物を農家の方が消費者に直接売っているようで、いろいろなブースやスタンドコーナーがあるので、見ているだけでもお祭り気分です。
訪れるお客さんの大半はタイ人。以前、この様なマーケットを開けば外国人の姿が目立ちましたが、最近のタイは中間所得層が増えており、消費者の意識が高くなってきているせいか、タイ人の利用者が多くなっているようです。
急速な経済発展のため、微笑みの国の微笑みが消えてきたなどといわれる昨今のタイですが、日本同様、社会が急速に発展すると皆さんお疲れ気味になりますので、タイも癒しや健康を求める時代に突入しているのかもしれません。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦