常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
今では当たり前のように使っている掃除用の各種洗剤。部屋をキレイにしてくれる一方で、廃水が河川や海に流れ出て、環境を汚していると言っても過言ではありません。また、肌が弱い方や小さな子どものいる家庭では、合成洗剤が体に与える影響も懸念されます。
今回ご紹介するのは、環境や身体への負担が少ないClean Biotech Co., Ltd. (www.cleanbiotech.co.th)
の洗剤。キッチン用をはじめ、用途別に13種類あり、Bangkok Farmers Marketで購入できます。
タイのマヒドン大学が研究・開発した製品で、Effective Microorganisms(有用微生物群)の頭文字を取って“EM”と呼ばれる、人間にとって有用な働きをしてくれる微生物の集合体が使われています。
菌や微生物と聞くと、病気を引き起こしたり、嫌な臭いを出したりと、悪いイメージが先行しがち。しかし、乳酸菌や酵母のように、よい働きをしてくれる微生物(EM)もいます。このEMを生活に取り入れることで、暮らしの中の衣・食・住、そして健康づくりに役立てるのです。
例えば、排水管などに時々イヤなニオイを放つぬめりがでますが、この多くは悪い微生物によるもの。EMは、これらの悪い微生物が増えるのを抑え、配管に付いた汚れ(有機物)を分解し、イヤなニオイをなくしてくれます。さらに、EMが排水管を通ることで、河川や海に悪い微生物が流れ出てしまうのを抑えます。
Clean Biotech Co., Ltd.の製品を使ってみましたが、フローラルな香りで汚れ落ちも上々。これからは、天然素材の成分で作られた洗剤を使って、家も環境も、クリーンにしましょう。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦