常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
以前、アレルギーに苦しんでいると書きましたが、私の場合、小麦粉に含まれるグルテンに過剰に反応し、小腸が消化不良を起こすので湿疹が出ます。ですので、今は“グルテンフリーダイエット”というグルテンを摂取しない食事療法をしています。
日本では最近になって、“グルテンフリー”という言葉をよく聞くようになりましたが、欧米では一般的。この食事療法も浸透していて、グルテンフリーと書かれた食品パッケージやレストランがいたるところにあります。
アレルギーの心配がない人でも、「グルテンフリーダイエットで体調が良くなった」「痩せた」という声があり、美容・健康志向の高い人たちの間で注目されています。ミランダ・カーなど、ハリウッドセレブたちも実践しているそうです。
グルテンを使用している主な食品は、パン、シリアル、パスタ、クラッカーなどですが、グルテンフリーの食品では、小麦の代わりに米粉、デンプン、コーン類を代用します。グルテンフリーのビールもありますし、去年のクリスマスにはグルテンフリーのクリスマスケーキも見かけました。
そして、アレルギーに苦しむ私の強い味方が、スクンビット・ソイ42にあるベーカリーレストランのTHEERA。
ここのオーナーは、息子さんのアレルギーと多動症を、グルテンフリーダイエットで改善したそう。ケーキ、パン、シリアルとグルテンフリーのメニューが豊富に揃う上、通常のメニューでも注文すればグルテンフリーに変えてくれるので、友達とのランチ使いにも便利。アレルギーじゃない人にも、オススメです。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦