常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
熱帯の国タイでは、虫を媒介して感染する病気が数多くあります。なかでも、最近よく耳にするのは“デング熱”。今年初めにも、デング熱にかかったタイの人気俳優トリサディー・サハウォンさんが、多臓器不全でなくなりました。
タイは虫が本当に多くて、我が家は高層階にも関わらず、ゴキブリ、ハエ、アリ、ダニなどが定期的に出没します。殺虫剤でシュッとやればカンタンですが、虫がこんなに簡単に死んでしまうのなら、人間にも害があるのではないかと心配になるもの。しかも、こうした虫は食べ物の近くに出ることが多く、殺虫剤を使うか悩んでいるうちに、取り逃がしてしまうということを繰り返していました。それに、殺虫剤を一度噴射したら、床や家具など家中に薬剤が付着したままになります。赤ちゃんや小さい子どものいる家庭では、安心して使えません。
そこでご紹介したいのは、バンコクで買えるノンケミカルの殺虫剤です。私が見つけたのは、SabuーSabuというブランドで、用途に合わせて11種類に分かれています。
我が家は布団のダニに悩まされていたので、フォーミュラ3を購入。これまで、「ダニも吸引!」と銘打った強力掃除機でも排除できなかったダニ問題が解決。安眠できるようになりました。使用後のニオイも、ルームフレグランスのような良い香りです。
そのほか、ハエ、クモ用(フォーミュラ1)、ゴキブリ用(フォーミュラ2)、カビ用(フォーミュラ4)、植物用(フォーミュラ5)、アウトドアガード(フォーミュラー11)などがあります。ノンケミカルの蚊よけもあるので、タイに住む私たちにとって、デング熱対策の強い味方にもなります。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦