常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
これまで当連載では、どちらかというと、“マクロビ寄り”なテーマで商品やお店をご紹介してきました。しかし、今回は少し趣向を変えて、タイのエナジードリンクについてお話をしたいと思います。
タイのスーパーには、多くのエナジードリンクが置いてあり、その種類は日本にも引けをとりません。しかも、あのエナジードリンク界の王者「レッドブル」は、タイのTC製薬社が製造しているKrating Daengという清涼飲料水をもとに作られたというのは、ご存じでしょうか。ちなみにKrating Daengとはタイ語で“赤いガウル”という意味。ガウルとはウシ亜科の動物だそうです。まさに、“レッドブル”ということですね。
現在は、オリジナルであるタイ産のものより、オーストリアから世界的に展開されるレッドブルの方が圧倒的に有名になってしまいましたが、元祖レッドブルはここタイで購入できます。さっそく試してみましたが、甘みが強く、無炭酸で、濃厚な味がしました。
レッドブルは、カフェイン、アルギニン、ナイアシン、パントテン酸などを含んでおり、パフォーマンスを発揮したい時のためのエナジードリンクとして開発されました。一般に、エナジードリンクには、ビタミン類、アミノ酸などが含まれており、滋養強壮に効果のあるとされる生薬、漢方薬由来成分のエキスなど、疲労回復や健康維持に効果があると期待されています。
疲れている時、ここぞという時、エナジードリンクは強い味方です。しかし、カフェイン含有量が多く、過剰摂取した場合の健康被害も指摘されていますので、飲用の際は適量を守りましょう。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦