【バンコクハイジーン】VOL.35 : KOMBUCHA

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

数年前から、日本でも手頃に購入できるようになった「KOMBUCHA」。アメリカの健康食品店で初めてこれを見た時は、「アメリカでは、コンブ茶が健康飲料として売り出されているのね!」と思ったものでした。  
しかし、KOMBUCHAとは、何を隠そう昭和50年代に日本で大流行した「紅茶キノコ」だったのです。後でそれを知った時には、軽く衝撃を受けました。  
紅茶キノコとは、紅茶にキノコ型をしたゲル状の塊(菌)を入れ、発酵させた飲み物です。日本でのブームの後、日本から韓国へ、そして数年前に韓国から米国へ伝わったと言われています。名前の由来ですが、韓国語で菌を“KOM”と呼ぶことからついたというのが、有力な説のよう。アメリカではよくフレーバー付きで売られています。  
KOMBUCHAは酵素、乳酸菌、アミノ酸、ポリフェノールなどが含まれていて、内臓のデトックス、抗酸化作用、さらに美容にもよいとされています。私が見つけたのは、Saika Healthという会社のmadiブランドのものですが、バンコクにある自然派系のレストランやスーパーマーケットなどでも売られています。  
味は甘酸っぱいフルーティな紅茶といったところでしょうか。原液をそのまま、または水やソーダで割って飲んでもいいし、好きな飲み物や食べ物に入れてもいいそうです。  
健康食品が人気になるには、体にいい成分や効果があるというだけではなく、「日常的に使える」ことが重要だと思います。いくら体によくても、続けられないと意味はありません。  
その点、KOMBUCHAは飲むだけなので、手軽に続けられます。みなさんもこれを機に、“菌活”を始められてはいかがでしょうか。

Saika Health : www.saikahealth.com

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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