【バンコクハイジーン】VOL.44 : アマランサス

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

最近、どうやら雑穀ブームが到来している模様。テレビや雑誌はもちろん、インターネットで検索しても、“雑穀ブーム”というキーワードでかなりの数がヒットします。今回は数多あるその雑穀の中でも、「アマランサス」に注目してみました。
アマランサスは、アマランサス属に含まれる約60種の植物を指し、この中には子実用、観賞用、野菜用があります。以前ご紹介したキヌアと並び、スーパーグレイン(驚異の穀物)と呼ばれるアマランサス。子実用は白米の約2倍のタンパク質を含有し、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。また、白米の3倍以上も消化がよく、悪玉コレステロールや中性脂肪などのコレステロール値を下げる作用があるそうです。カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分はキヌアよりさらに含有量が上。
野菜用のアマランサスは、日本では広く知られていませんが、熱帯アジア地域では“熱帯のホウレンソウ”と呼ばれ、広く料理に使われています。バンコクのスーパーの野菜売り場にもよく置いてあり、緑や赤、2色がミックスされたものなど、さまざまな葉色があります。
アマランサスの葉(野菜用)はカロチン、カルシウム、鉄、タンパク質、ビタミンが豊富で、アミノ酸の総含量は子実より高いそうです。また、止血作用があり、免疫力強化効果や骨粗しょう症の予防、加齢防止効果もあるとのこと。中医方(中国医学)やアーユルヴェーダでは、解熱、解毒効果があるとされ、妊婦や女性が食べるとよい植物とされています。バンコクで購入できるアマランサスを料理に加えて、健康生活倍増をぜひ目指してください。

This is what you want, for live long

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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