常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
これまで、皆様にオーガニックを推奨しておきながら、ファンデーションだけは、なかなかオーガニックに変えることができずにいました。それは、バンコクの空港に行くたびに有名ブランドの化粧品売り場へ行ってしまうのが理由です。
しかし、顔に直接つけるものですし、原材料は自然のものを使っている方が、体にいいに決まっています。そこで今日は、天然のコスメと呼ばれる“タナカ”を使ったファンデーションをご紹介します。
ミャンマーの女性や子どもが、サッカーのサポーターのごとく、顔に何か塗っている写真を見かけますが、あれがタナカです。タナカとは、ミャンマーの熱帯地方に生えるミカン科ゲッキツ属の樹木だそう。日本でもナチュラルコスメファンの間で話題になっています。色は白のほか、黄土色、茶色っぽいものもあります。
美肌効果が抜群ということでいろいろと調べてみると、黒ずみを除去し、紫外線から肌を守る効果があるとのこと。さらに、シワ・シミを薄くして肌の透明感を高め、老化防止にも効くそう。ほかにも、油分を整えて、にきびや吹き出物を治し、保湿効果も期待できるようです。
どんな肌タイプでもOKだそうで、いいことづくし。バンコクでは、De Leaf Thanaka
というタイの会社が、タナカを使ったファンデーションのほか、パウダー、クリーム、石鹸も販売しています。
ファンデーションにはSPF20の日焼け止め効果もあり。使用してみたところ、かなり薄付きですが、夕方になってもあまり化粧崩れしていませんでした。化粧以外にも、パウダーを使ってフェイスパックするのもオススメです。
ミャンマーで2000年前から使われてきた伝統化粧品。ぜひお試しください。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦