常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
前回ご紹介した生搾りの青汁を飲むために、セントラルデパート1Fにあるフードホールのジュースコーナーを訪れた時のこと。そこで私は、魅力的な品を発見してしまいました。それは、日本でも流行しているという「コールドプレスジュース」。今回は、そのコールドプレスジュースの紹介です。
コールドプレスジュースとは、低温低圧圧縮方式で搾り出した野菜、果物100%の抽出液のこと。消化作業の負担を減らし、体内の老廃物や有害物質を排出して、カラダの機能回復を図ります。
普通の搾りたてジュースとの違いですが、一般的なジュース作りには、高速回転ミキサーを使用します。高速のため、刃で食材を切り刻む際に材料に熱が加わり、空気に触れて酸化が進み、熱に弱い酵素やビタミン類などの栄養素の一部が失われます。一方、コールドプレスジュースは低速のミキサーで石臼のように材料をすり潰し、強い圧力で時間をかけて絞ります。こうすることで、熱の発生が少なく、栄養素をなるべく破壊しないわけです。
セントラルフードホールに売られているのはChez Wim Shopの物で、「アンチエイジング」、「デトックス」、「免疫アップ」、「リフレッシュ」、「頭痛軽減」などを用意。効果・効能をジュースの名前にしているのもユニークで、購買意欲をそそります。栄養たっぷりの果物がたくさん入っている上に、味も良いとくれば、飲まないわけにはいきません。著者は一気に3本も飲みほしてしまいました。タイは果物が豊富なので、ジュースの種類もいろいろあり、選ぶのが楽しいのも魅力。値段も日本に比べると、リーズナブルに感じます。
みなさんも、コールドプレスジュースを飲んで、カラダの中からキレイになりませんか?
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦