常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
タイに住むようになって以来、私のスーパーフードの知識は確実に増えました。
日本でのスーパーフード情報は主にアメリカ経由ですが、タイにいると市場で直接、珍しい食物を探し出して調べることができるので、業界が注目する以前のスーパーフードを見つけることができます。これは、日本にいてはできないことです。
今回ご紹介するのは、その中の一つ、マオベリー。マオベリーは東南アジア原産の果物で、タイ北部、特にサコーンナコーン県産が有名とのこと。タイ語では「Maomao」「Mamao Luang」と呼ばれています。
マオベリーからはお酢やワインが作られるほか、果実を生で食べることもあるそう。バンコクで買えるのはマオベリージュースで、濃縮タイプと希釈タイプの2種類があります。濃縮タイプの方が値段は高め。飲む時は1回 30 ~ 40 mlほどを薄めて、希釈タイプはそのまま飲むことができます。
栄養面でいうと、カルシウム、鉄分、ビタミンB1、B2、C、Eを豊富に含んでいます。マオベリーは赤紫色の実がなるのですが、その実にはアントシアニンという天然色素が多く含まれているため、抗酸化作用が強く、ガン予防とアンチエイジング効果が期待できるそう。
また、そのほかにも眼病予防、メタボ予防、花粉症予防に効果があるとのこと。さらに、 18種類のアミノ酸を含み、ビタミンが豊富なので、美容効果も発揮。女性にうれしい効果がたくさんあります。
ちなみに、いろいろと調べてみましたが、マオベリーは世間の“スーパーフードランキング”にはまだ入っていないようです。バンコクにいるこの機会に先取りされてみてはいかがでしょうか?
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦