常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
「健康になりたい」という願いは皆さんお持ちだと思いますが、特別なことはなかなか継続できないもの。私個人の経験から、結論としては、特別なことを時々行うよりも、日々の生活に運動要素とちょっとしたケアを組み込み、習慣化させていくのが、健康になるためのポイントだと思います。
そこで、今回提案したいのは“爪もみ療法”です。
最近では、日本でも有名になってきている健康法で、爪の周りをもんで刺激することで、ストレスで乱れてしまった自律神経をバランスのとれた状態に戻して免疫力を正常化し、さまざまな症状に良い効果をもたらすと言われています。
爪もみの方法は至ってカンタン。爪の両側を、反対側の親指と人差し指でつまんで、生え際から爪先に向かって、押しながらもんでいくだけです。多少、痛みを感じる程度にギューっと押しても大丈夫です。
親指はアトピーや喘息、人差し指は胃弱、中指は耳鳴り、小指は不眠や高血圧にと、それぞれが、異なる病気や症状に対応しているので、治したいところを念入りに、 20 秒ずつ刺激を加えます。両手の指全部を行ってもトータル3分程しかかからず、1日2、3回の爪もみで効果が見られるとのこと。
仕事の休憩時間や、入浴中、通勤途中、家事の合間、寝る前など、ちょっとした時間に、誰でもできるのでオススメです。
特にバンコクは、建物内のエアコンの効きが強く、じっとしていると体が冷え切ってしまいます。爪もみをすると、体がポカポカするのがすぐに実感できるはず。私の場合は、体温が上がると集中力も増します。ぜひお試しください。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦