常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
日本人にとって、一番身近な調味料と言えば、何と言っても“醤油”ではないでしょうか。醤油を適切に食生活に取り入れれば、糖尿病やガンを予防し、血圧の抑制に効果を発揮するという研究結果があり、また、くさみ消しや殺菌効果があるとも言われています。近年のバンコクは日本食が大変人気です。タイの人たちにとっても、醤油は身近な存在になりつつあるのではないかと思います。
身近であるからこそ、きちんとした製法で作られた質の良いものを使いたい。そう思って探したところ、バンコクの大手スーパーでタイ産オーガニック醬油を見つけました。
Chamnan Food という会社が製造している「Morisoya」は、遺伝子組み換えをしていない良質のオーガニック大豆と、米、海水塩を使用し、化学調味料(MSG)、小麦を一切使わない、グルテンフリーのヘルシーな醤油です。
Morisoyaにはフレーバーがいくつかあり、スタンダードなもの、酸味や甘味が加わったものが購入できます。私が試してみたのはスタンダードですが、小麦を使用していないためか、普通の醤油よりも、あっさり軽めの味という印象を持ちました。
醤油は私たちにとってあまりに身近な調味料のため、逆に詳しく調べることが少ないと思いますが、醤油の種類によって、「本醸造方式」「混合醸造方式」「混合方式」など、実はさまざまな製法や原料があり、その違いが味や栄養分に変化をもたらします。
日本人の食に欠かせない醤油。微生物が作る生理活性物質やアミノ酸など、体によいものを効率よく摂取したい場合は、このタイ産オーガニック醬油はオススメです。
タイにいる間に、ぜひお試しください。
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦