経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
新ブランド「KANEBO」を発表
化粧品事業80周年にあわせ
カネボウ化粧品の新ブランド「KANEBO」の発表会が22日、オークラプレステージバンコクで行われた。冒頭、タイカネボウの田黒泰宏社長は「KANEBOは今年で80周年を迎える同社初のグローバルブランド。タイ市場でも存在感のあるブランドへ成長させたい」と熱く語った。同社はブランドを立ち上げること自体が10年ぶりで否が応にも力が入る。
タイにおいても、2018年までの3ヵ年でブランドを育て、中長期的には6億Bの売上を目指すとともに、タイにおけるブランド認知度を高め、百貨店での売上トップ10入りを目指していくという。タイ国内では10月末に取引のある百貨店から展開していく。新ブランドの名前を社名と同じにしたのは、「カネボウの名に親しみと会社の本気度を感じてほしいから」(同氏)。
同ブランドのコンセプトは「美しい人生 = Make Your Life Masterpiece」とし、現実社会で生きる女性の息づかいが聞こえてくるようなイメージをポスターなどのビジュアルで表現する。ブランドのシンボルにはモデルのアリゾナ・ミューズを起用。“母親として、女性として、スーパーモデルとして”、しなやかに生きる彼女のライフスタイルとブランドイメージが合致した。ラグジュアリー感はあえて打ち出さず、昨今のファッショントレンドと同様、自然でリアリティのある上質感を提案していく方向だ。
ロゴ・パッケージ・カウンターデザインはフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラが担当。
09/20 タイ2社目の現地法人を設立
ユアサ商事
ユアサ商事(東京都)は20日、タイに2社目となる現地法人を設立したと発表。同社は、2014年にタイ現法「YUASA TRADING(THAILAND)」を設立し、工場ユーザーを対象とした空調設備や太陽光発電システムなどの省エネ・創エネ機器の販売を展開。新たな現法「YUASA ENGINEERING SOLUTION(THAILAND)」は、タイ政府が推進する省エネ施策や再生可能エネルギーの普及施策に伴い、省エネ・創エネ機器の設置工事やメンテナンスへのニーズの高まりへのエンジニアリング事業の強化が目的だという。
09/21 ロジスティクスと物流の祭典開催
TILOG – LOGISTIX 2016
物流展示会「TILOG-LOGISTIX 2016」が、21〜23日までの3日間、国際展示場BITECで開催された。同展示会は、ASEAN+6における物流関係業者が一堂に会するイベントで、開催期間中は約1万人が来場。ASEAN経済共同体(AEC)が発足し、域内サプラチェーン網の強化とネットワーク網の確率が急がれるなど、何かと注目される物流市場だけに多くの関係業者が足を運んだ。なお、日本からは、すでにAEC域内でもクロスボーダー輸送を展開する日本通運などが参加した。
09/21 タイの魅力発信キュレーションサイト
シュガー・ラッシュ
情報キュレーションサイトを展開するシュガー・ラッシュ(東京都)は21日、女性向けタイの情報キュレーションサイト「THAI♡美人」(THAI-LOVE-BIJIN) http://thai-love-bijin.com/ を同日からオープンしたと発表した。同サイトは、タイと日本の食の架け橋を目指す、食品メーカー、ヤマモリ(三重県)の全面サポートのもと、タイの魅力を、タイ好きキュレーターによって発信していく。