経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
イタルタイと合弁企業を設立2018年に売上2億5,280万B目指す
タダノはタイでのカーゴクレーンの販売強化を目指すため、タイの代理店であるイタルタイ・インダストリアル(ITI)との間で、合弁会社の設立に合意したと発表した。合弁会社は、タダノ・イタルタイで、今月中にも設立する。2018年に売上高で2億5,280万バーツ(約8億1,000万円)を目指す。
同社グループは長期目標として「LE世界No.1」(LE = Lifting Equipment)を掲げており、海外事業の拡充・シェアアップに取り組んできた。特にカーゴクレーンの海外展開においては、タイを重点地域と位置づけ、12年にカーゴクレーンの製造子会社であるタダノ・タイランドを、13年には販売・サービス会社であるタダノ・タイ・パーツ・アンド・サービスを、それぞれ設立している。
新会社設立は、タイ市場におけるカーゴクレーンの更なるシェアアップを図るため、大型クレーンを中心に、これまで代理店を務めてきたITIとの間で、現地合弁会社の設立合意に至ったという。これによりメーカーとしての製品ノウハウとITIの販売ノウハウを融合し、きめの細かい市場ニーズへの対応と、更なるシェアアップを目指していく。
5/8 タイに販売会社を設立、ばんそうこうを拡販
ニチバン
ニチバンは8日、バンコクに販売子会社ニチバン(タイランド)を8月にも設立すると発表した。同地を拠点に、東南アジアや南アジア向けにばんこうそうなどを拡販する。資本金は1,000万バーツ(約3,200万円)で、ニチバンが100%出資する。
5/9 バンコクのシェル本部ビルに太陽光発電
昭和シェル石油
昭和シェル石油の子会社ソーラーフロンティアは9日、タイにおいてシェルグループの本部ビルに、合計119.68kWのCIS薄膜太陽電池を設置したと発表した。施工は、現地の太陽光発電EPC専門会社であるエナジープロコーポレーション。本部ビル2棟の屋根上で、年間の予想発電量は179.479kWhで、発電された電力はすべて自家消費。初年度に104トン相当の二酸化炭素削減効果を見込んでいる。
5/10 タイなどASEAN市場でのマーケティング
凸版印刷
凸版印刷は10日、タイを中心としたASEAN地域で事業を展開しているジオブレイン及び、ハンサインターナショナルタイランドの2社と事業協力で合意したと発表。今後、タイを中心にASEAN各国でのマーケティング全般における支援サービスの本格的な提供を開始する。
具体的には、ASEAN市場へ進出する日系企業向けに、販促イベント、店舗デザイン、工場見学施設の企画・設計・施工や、SNSキャンペーン、Webサイト構築などのオンラインマーケティング、VR(バーチャルリアリティ) などの先端表現技術を活用したソリューションサービスなど、マーケティング全般にわたるソリューションを提供。ASEAN市場向け事業を強化していく。