経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
ASEAN最大のE-Bookストア
Ookbeeと合弁、新ECサイト・スタート
トランスコスモスは10月28日、ASEAN最大のE-Bookストア運営会社「Ookbee(ウークビー)」と連携し、日本からタイへの越境ECを本格的に開始した。ECサイトでは、タイの雑誌や本・商品の販売及び日本のコスメ・食料品を互いに越境販売する。
同日、バンコクでプレス発表会が開かれ、多くの業界関係者が集い、注目の高さが伺えた。両社は、2015年6月に合弁会社「Ookbee Mall」を設立。すでに、ECサイト「Ookbee Mall」はタイの雑誌や本などを販売するほか、デジタル機器やブランド商品の販売を行っている。
Ookbee Mallの松尾俊哉CEOは、今回のスタートについて「大手と組めたことは、弊社にとって必ず利益につながると信じている。まずは、サイトをみてもらい、楽しんでもらいたい。必ず欲しい物がみつかるはず」と意気込んだ。
グランドオープン記念としては、日本のコスメ・食料品のほか、日本から直送された農産品販売を手がけている、みずほジャパンと業務提携し、マスカット、柿、イチゴなどの販売を開始した。
Ookbeeは、アプリのダウンロード数が800万を超え、650万人以上の会員をもつASEAN最大のE-Bookストアで、ASEAN各国(マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポール)でサービスを展開。一方、トランスコスモスはASEAN市場向けにECワンストップサービスを展開するパートナーとして連携することを目的に、2014年4月にOokbeeと資本・業務提携を行い、以来トランスコスモスのノウハウをOokbeeに導入するとともに、Ookbeeのもつメディアやコンテンツを活用したECビジネスの立ち上げを目指し協議を重ねてきた。
10/22 タイの医療分野へ参入
日本駐車場開発
日本駐車場開発(大阪市北区)は22日、孫会社NPD Healthcare Serviceをタイに設立すると発表した。メディカルチェックサービスや、医療機関向け検査機器の販売が事業の主軸で、近隣諸国や中東などからのメディカルツーリストの増加を見込んで設立された。今後、東南アジア各国への進出も視野に入れている。
10/26 タイ市場向けの米菓を発売
三幸製菓
三幸製菓(新潟市北区)は24日、タイ市場向けの米菓「Yuki」を発売した。同社は5月にシンハーコーポレーションと合弁会社「シンハー三幸」を設立し、準備を進めていた。3年で10億円の売上を見込んでいる。同社としては、初の海外市場への進出となる。
10/28 タイに海外初出店舗をオープン
マツモトキヨシホールディングス
ドラッグストア大手マツモトキヨシホールディングスは28日、海外初出店となるバンコク店を、バンコク北郊のショッピングセンター「セントラル・プラザ・ラップラオ」にオープンした。今後、複数店舗を展開する予定。タイ1号店の面積は253㎡。マツキヨはタイ進出のため、小売り大手セントラルグループと2013年11月に協業し、14年5月からタイでPB商品などを試験販売してきた。