経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
オープン以来、完売も!
抜群の鮮度と価格に驚きの声
日本航空グループのJALUXと、鮮魚仲卸(築地)、青果卸(築地・大田市場)、名古屋の精肉店らが開業した、タイ初の日本産生鮮卸売市場「トンロー日本市場」が大反響を呼んでいる。同市場は、通常、卸・小売りやレストラン、ホテルといった業務用ユーザー向けだが、午後からは一般消費者(会費制)も購入できる。6月のオープン当初から、和牛など高級食材での売り切れが続出。
利用者のひとりは「鮮度の良い食材がどこよりも安く手に入る。こんな身近に、日本の本物の食材を揃える市場ができるなんて夢にも思わなかった」と驚くほか、サプライヤーのひとりは「バンコクは日本食レストランの激戦区。多くのお店がしのぎを削るなか、当然、皆、本物の日本食材を安く欲している」と話す。プロが太鼓判を押す評判は、口コミで瞬く間に広がり、一般消費者の利用客も予想以上に増えているという。
同市場を運営するJ-VALUEの遠藤春雄社長は「タイ人の方が、予想以上に買い物に来ていただいています。これは、タイ人の食卓でも日本食を作る文化が根付いてきた証拠でしょう。もっともっと、美味しい日本食を自宅でも楽しんでほしい」と語る。
連日プロと一般客で賑わう「トンロー日本市場」
6/28 サムットプラーカーン県の現法開所式
コメ兵
コメ兵は6月28日、タイ進出に向けて、Saha Pathana Inter-Holding社(サハパタナ)と業務提携に向けた協議を開始したと発表した。2019年末までに業務提携の可否を検討という同社はサハパタナの経験、鑑定・評価能力、経営ノウハウを生かし、タイ国において高級品に重点を置いた中古品流通市場を共同で発展させる。
6/28 菱栄金属に三菱UFJ銀行と協調融資
国際協力銀行(JBIC)
国際協力銀行(JBIC)は6月29日、農業機械及び自動車に使用される、精密鍛造部品の製造・販売会社「菱栄金属(埼玉県)」との間で、融資金額3百万米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。同融資は、三菱UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約4百万米ドルとなる。
菱栄金属は、タイ現地法人Ryoei Metals (Thailand) が実施する精密鍛造部品の製造・販売拠点の新設に必要な資金に充てる。
6/29 タイからの自動車輸出会社の登記完了
アップルインターナショナル
中古車販売のアップルインターナショナルは6月29日、タイからピックアップトラックなどの自動車を輸出する現地会社アップルインターナショナル(タイランド)の登記手続きが完了したと発表した。同社は、2007年にMBKと中古車オークションの現地法人アップル・オートオークション(タイランド)を設立している。
7/2 SCBと業務協力覚書を締結
みずほ総合研究所
みずほ総合研究所は2日、The Siam Commercial Bank(SCB)と調査分野における業務協力覚書を締結したと発表した。同研究所は、タイの経済・市場環境に関する豊富な情報を有する SCB と連携し、①情報共有、②エコノミスト/研究員の相互交流、③セミナーなどの講師派遣等を通じ、アジア地域における戦略的重要性が高いタイの経済・金融・産業に関する調査体制を強化していくという。