経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
日タイビジネス商談会
日系180社、タイ84社参加
バンコク日本人商工会議所(JCC)は9日、日本政策金融公庫やタイ投資促進委員会(BOI)と共催で、今年で9回目となる「日タイビジネス商談会」を国際展示場「BITEC」で開催。いずれも 、申し込みベースで 過去最高となる現地日系企業180社、タイ企業84社が参加。商談会に訪れた企業も、昨年の207社から264社と大幅に増加した。同商談会は、在タイ企業の販売先・仕入先の分散、経費削減等に係るサポートの一環として、新たな取引先開拓(販売先、仕入先等)の支援が目的。通常の見本市は、売りたい側が出展するが、同商談会は「逆見本市」で、買いたい側が出展し、自社製品やサービスを売り込みたい(買いた い側)側が出展企業を周り、商談するユニークな試み。JCC事務局によれば、「課題は過当競争です。日系企業同士に限らず、タイ全体で競争が激化している」とした上で、商談会については「昨年、タイの参加企業は36社だったので、倍以上になりました。今年は、タイ投資委員会(BOI)や工業省の協力もあり、ひとつのスキームとして確立しつつあるのではと感じています」と感触を示した。また、ある日系製造メーカーは、「タイは進出する日系企業も多く、欧米やローカル含めて競争が激化している 。コス ト削減を図るためにも、新たな調達先を探すのは急務です」と話す。JCCは、現在、約1680社が会員。
12/1 チョコクロのサンマルクがタイ初上陸
サンマルクカフェ
日本のベーカリーカフェチェーン「サンマルクカフェ」のタイ1号店が1日 、セントラル・ワールドの3階にオープンした。運営は、タイで飲食チェーンを手掛けるマイルストーン・フード&ビ バレッジが、サンマルクとフランチャイズ(FC)契約を結び行っている。店舗面積85m²(35席)。今後は、タイ国内で積極展開するという。
12/7 日本コンテンツをタイでアピール
ベクトル
総合PR会社のベクトル(東京都港区)が7日、経済産業省から「平成27年度新興国市 場開拓等事業費補助金(クールジャパン・ワールドトライアル事業)」の事業者として採択さ れた。今後、同社はタイをはじめ、マレーシア、中国などで日本発の商品やコンテンツ市場の拡大を目指す。
12/7 タイで女性向けスマホゲームの配信を開始
インデックス
モバイル機器向けコンテンツ事業を手掛けるインデックス(東京都品川区)のタイ現地法人Index Asia Ltd.は7日、タイ国内における「夢王国と眠れる100人の王子様」の配信許諾契約をジークレスト(東京都渋谷区)と締結した。同作は2015年3月から配信を開始した女性向けスマホゲームで、日本国内では200万ダウンロードを記録。タイで女性向け恋愛ゲームの需要が高まっていることを受けたもの。
12/8 タイに自社工場を建設
日本エー・エム・シー
国際協力銀行(JBIC)は8日、自動車や建設機械の高圧配管用「継ぎ手」の専門メーカー日本エー・エム・シー(福井市)のタイ法人BANGKOK-AMC CO., LTD(. BAMC)と 5,600万バーツ(JBIC分)を上限とする貸付契約を結んだと発表した。福井銀行との協調融資となる。BAMCは、今後、自社工場を建設し、タイにおける事業拡大を目指す。