経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
販社、設立20周年など
タイ・グループ3社、記念祝賀会
醤油、つゆ、たれ、レトルト食品の製造・販売メーカーのヤマモリ(本社・三重県桑名市)は 20日、タイ進出20周年を記念し、祝賀パーティを開いた。会場には、佐渡島志郎駐タイ日本大使や訪タイ中の鈴木英敬三重県知事のほか、取引先や関係者ら約300人が出席。 同社の三林憲忠社長は、これまでの軌跡について、「1995年に販売会社ヤマモリトレーディングを設立しました。その後は、タイ国内の日本食市場の拡大とともに、販路も拡がり、設立当初からの“日本の食文化をタイへ”との思い、そして、逆にタイの食文化を日本へと日タイの架け橋として、ビジネスだけではなく、イベントや文化交流を行ってきました」と振り返った。また、来賓として出席した鈴木知事は「来年5月には、三重県で『伊勢志摩サミット』が開催されます。世界的な国際会議の開催を通じて、三重を国際的な県にしてきたいです。そのためにも、ヤマモリには、日本とタイ、そして、三重県とタイの交流のリーダーとして牽引してもらいたい」と祝辞を述べた。ヤマモリは、1995年のヤマモリトレーディング(販売会社)を皮切りに、その後、2004年にAQYソース(醤油工場)、05年にサイアムヤマモリ(食品・調味料製造工場)を設立。今回のパーティは、各社の周年および、ヤマモリタイランド(醤油工場)の落成を記念して行われた。
11/19 BMULが総額約87万米ドル融資受ける
三菱UFJリース
国際協力銀行(JBIC)は19日、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、 三菱UFJリースのタイ現地法人Bangkok Mitsubishi UFJ Lease(BMUL)に対して、融資金額約59万5,000米ドル(JBIC分)限度の貸付契約を締結したと発表した。同融資は、広島アルミニウム工業のタイ現法が実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な設備を、BMULからファイナンス・リースで調達する際の必要資金に充てられるという。なお、融資は、民間金融機関との協調融資によるもので、総額は約87万5,000米ドル。
11/19 二国間クレジット制度の構築に同意
経済産業省
経済産業省は19日、タイとの間で二国間クレジット制度の構築に合意したと発表した。同制度は、温室効果ガス削減に関するもので、今後、日本はタイに対して温室効果ガス削減に関する技術やシステム、サ ービスなどを伝えていく。タイで削減された温室効果ガスの量は、日本が削減したものとして算出されるため、日本にとっては排出削減目標達成に寄与し、タイにとっては、環境・エネルギー技術の向上に役立 つことになる。同制度の構築を日本と同意したのはタイが16ヵ国目。
11/24 クラウド倉庫管理システムを販売
ロジザート
倉庫や店舗の在庫管理システムを手がけるロジザード(東京都中央区)は24日、倉庫管理システム「ロジザードZERO」の販売をタイで開始した。これに先立ち、タイで日本企業のシステム支援を行うエムソフトタイランドと提携し、サポート体制を整えた。同社は今後、タイ国内の物流拠点や生産現場への導入を進め、3年で100社の導入を目指す。また 、シンガポールやバングラデシュなどの周辺国でも販売を開始する予定。