【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶ワークスアプリケーションズ

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

ゼロからイチを生む大事さを知る
日タイ高校生による「食フェス」

人工知能を活用したソフトウェアをタイでも販売しているIT企業、ワークスアプリケーションズは1日〜2日にかけて、「WORLD CUP-FOOD FES in Thailand」と題したイベントをバンコクのショッピングセンター、セントラルフェスティバル・イーストヴィレで開催した。日本とタイの高校生がチームを組み、環境や平和などをテーマにしたカップフードを提供した。
同社では昨年11月、東京の赤坂サカスで同様のイベントを開催。約100人の日本の高校生の参加者から11人を選抜した。選抜メンバーは今回、タイの高校生と混成で6チームを結成。食べ物の販売を行った。
メニューを考えるにあたって、両国の高校生は3ヵ月間ほどスカイプやLINEを活用し、コミュニケーションをとってきた。提供する商品にはテーマを持たせなければならない。あるチームは透明なカップに赤・黄・緑のスポンジケーキを使ったスイーツを提供した。スポンジは小麦粉を使わないグルテンフリーでアレルギーに配慮。赤は愛、黄色は友情、緑は平和を意味している。インスタグラムでの拡散も狙い、ハッシュタグを書いたフレームも用意した。
ワークスアプリケーションズの佐藤文亮・人材開発室室長は、今回のイベントのきっかけは、インターンで同社に来る日本の大学生が、新しい企画を作ることが苦手なことだった。「ゼロからイチを生む力を、若いうちから育んでほしい」との願いを込めて開催したという。言葉や文化の壁も乗り越え、商品を作り出した高校生は、その思いに応えた。

日タイの高校生による混成チームで商品を提供

日タイの高校生による混成チームで商品を提供

 

アレルギーへの配慮や、愛や平和ヘの思いを込めたスイーツ

アレルギーへの配慮や、愛や平和ヘの思いを込めたスイーツ

 

 


 

04/04 産業観光・農業観光をテーマにセミナー開催
JETRO

日本貿易振興機構(JETRO)バンコク事務所は4日、バンコクでタイ国政府観光庁(TAT)と共催による「産業観光・農業観光」、「タイ観光関連企業の対日投資」をテーマにセミナーを開催。日タイ旅行関係者ら約150人が参加した。冒頭、TATのユタサック総裁は「タイは国を挙げて産業観光を推進する。その分野で進んでいる日本を学びたい」と挨拶した。セミナーでは、地域活性の事例として、内閣府が認める地域活性化伝道師の後藤健市氏が北海道十勝の取り組みを発表。同氏は「タイもバンコク一極集中。都会を真似るのではなく、地方らしさを全面に出すべきだ」と話した。

「田舎は何もないわけではない、地元民が気づかない魅力がたくさんある」 と語る後藤氏

「田舎は何もないわけではない、地元民が気づかない魅力がたくさんある」 と語る後藤氏


 

04/04 バイオマス発電でタイ企業と提携
BPC

BPCは4日、タイ企業であるサイアムスチールの子会社であるSiam Inter Biomass Ltd.(以下SIB)とバイオマス事業で提携した。タイの工場で木質ペレットを生産、日本向けに発電用の燃料として輸出する。年間125万t程度の輸出量となる見込み。


 

04/11 Microsoft Dynamics NAVのタイ版を販売開始
パシフィックビジネスコンサルティング

マイクロソフトERP(企業資源計画)パッケージの導入・サポートを手がけるパシフィックビジネスコンサルティングは11日、中堅・中小企業をターゲットとした「Dynamics NAV」のタイ版の販売を開始した。税務局申告用のVATレポート、源泉徴収レポートなどタイの法的要件や商習慣を満たすための機能を実装。在タイ日系企業向けのサービスを強化する。

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