経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
鈴木英敬知事がトップセールス
訪日タイ人の三重への誘致
三重県の鈴木英敬知事は15日、タイを訪れ、三重県観光セミナー・商談会のほか三重の酒をPRするレセプションなどに出席した。
知事は県内の観光名所などを説明したほか、「今回のミッションも訪日インバウンドへのPRが主体ですが、三重とタイは経済産業交流も盛んです。タイ投資委員会(BOI)との産業連携に関する覚書(MOU)を結んでから、協力関係を深めてきました」とこれまでのタイとの関わりを話した。 三重県では、16年5月の伊勢志摩サミット開催後、国内外から多くの観光客も増加。特に、訪日タイ人観光客も増え、16年に同県を訪れたタイ人観光客は約9000人と25%増加したという。
続いて、知事と同行した熊野市の河上敢二市長や大紀町の谷口友見町長らが登壇。「三重は、松阪牛、伊勢神宮、伊勢志摩だけではなく、世界遺産の熊野古道や、タイへの輸出も始まったみかんなど、三重県南部にも魅力溢れる観光地や特産品があるので、ぜひお越しください」とアピールした。
同日、知事はウッタマ工業相を訪問、16日には経済担当のソムキット副首相及びタイ投資委員会(BOI)のドゥアンジャイ長官と会談した。
10/31 タイに進出、18年度に1号店
コメリ
ホームセンターを運営するコメリは10月31日、タイ進出のため事業会社を設立し、2018年度に1号店をオープンすると発表した。
日本国内における事業モデルを生かし、タイ独自のホームセンターチェーンを展開するという。タイでのチェーン展開にあたって、三井物産と業務提携することで合意。今後は、同社がタイで培ってきた事業知見の支援を得ていく。
11/10 アセアンとインドを支援。タイに新会社
バンドー化学
自動車用ベルトを製造・販売するバンドー化学は10日、アジア市場における事業の促進と業務のさらなる効率化を図るため、タイに新会社「Bando Asia & Pacific」を設立し、事業を開始したと発表した。
設立当初は、アセアンおよびインドのグループ会社に対する業務支援と原材料調達の役割を担い、その後、段階的にマーケティングと販売促進、製品開発および域内の物流機能の統括へと業務を拡充させ、アジア大洋州市場における事業戦略の推進を図っていくという。
11/13 エパデールSをタイで販売
持田製薬(JNTO)
持田製薬は13日、明治ホールディングスのグループで、医薬品の製造・販売会社「Meiji Seika ファルマ」と、自社の高純度EPA製剤「エパデールS」(イコサペント酸エチル)のタイにおける販売に関する契約を締結したと発表した。今後、Meiji Seika ファルマはタイ現地法人を通じて、エパデールSを販売する。
11/15 10月の訪日タイ人、初の10万人超え
日本政府観光局(JNTO)
日本政府観光局(JNTO)は15日、10月の訪日タイ人旅行者数が10万3500人(前年同月比5.3%増)と1カ月間で初めて10万人の大台を超えたと発表した。前年に比べて3連休が1回増えたことや、訪日旅行フェアの開催といったプロモーション活動による結果とした。1~10月の累計は77万6800人(同7.2%増)。