【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶伊藤忠商事

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

タイCP、中国CITISと覚書
人材交流加速させシナジー発揮

伊藤忠商事(東京都港区)は18日、戦略的業務・資本提携を結ぶ中国中信集団(CITIC)及びタイのチャロン・ポパカン(CP)との三者間で、有能な人材を共同で育成し、中長期的に企業価値を向上させるための基盤とすべく、人材シナジー強化のための覚書を締結したと発表した。
先ずは、今年上半期中に三社による合同研修を開催する予定で、伊藤忠は本社課長クラス、CITIC・CPも同等の職務権限レベルの社員を選抜。各社の経営方針・価値観・歴史・主要ビジネスなどを互いに充分理解し、受講者同士がビジネスシナジーの創出に向けて徹底的に議論を行うことにより、パートナーとしての確固たる人材ネットワークの構築を目指すという。
生活消費関連分野を中心に非資源分野で強みを発揮する伊藤忠とCP、金融事業と共に事業多角化を目指すCITICにおいて、生活消費関連分野・基礎産業分野・資源関連分野・その他新たな事業機会でのビジネスシナジーの創出を加速させるためには、これまで幅広い分野で深い情報・知識・ノウハウ・経験を積み重ねてきた各社の人材が互いに結び付きを強めることが必要不可欠と考えた。
今回の覚書は、短期~長期の人材派遣・交流や各社の既存研修への受講者の派遣、新規の合同研修の開催などを通じて、三社間の確固たる人材ネットワークを構築し、戦略提携を支える基盤とする。
三社による戦略的業務・資本提携は、日本・中国・アジア有数のコングロマリット三社が各々の強みを融合。それぞれが持つ既存事業インフラ・機能の活用や、優良資産の共同取得により、今後も高い成長が見込まれる中国・アジア市場を中心に幅広い事業領域にてシナジーの最大化を追求し、成長を加速させることを目的に昨年1月に結んだ。

 

前列左から、林峰Chief People Officer(CP)、小林文彦代表 取締役常務執行役員(伊藤忠商事)、蒲堅副総経理(CITIC)

前列左から、林峰Chief People Officer(CP)、小林文彦代表
取締役常務執行役員(伊藤忠商事)、蒲堅副総経理(CITIC)

 


 

01/04 テクニカルセンターを移転
ブラザー

電機・機械メーカー、ブラザーのタイ現地法人Brother Commercial (Thailand)Ltd.は、バンコクのテクニカルセンターの機能充実を図り、このほど移転。1月4日から営業を開始している。新住所は、317 Pattanakarn Rd., Pravet, Pravet, Bangkok 10250


 

01/18 アニメの専門店「アニメイト」をオープン
ジャパン マンガ アライアンス(JMA)

集英社、講談社、小学館など大手出版5社が共同出資する「ジャパン マンガ アライアンス(JMA)」は、2月6日にバンコクの商業施設「MBKセンター」にマンガとアニメの専門店「アニメイト」をオープンする。
JMAは、海外における日本発のマンガ・アニメの普及と海賊版対策を目的にアニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社が昨年9月に設立。オープン記念イベントとして、 2月6日の開店日には歌手May’n サイン会、ファンミーティングのほか、世界的コスプレーヤーYuegene Fayの参加、抽選会なども行われる。


 

01/22 労働安全でOHSAS 18001取得
日通NECロジスティクス(タイランド)

Nippon Express NEC Logistics (Thailand)Co., Ltd. (日下敬士社長)は22日、労働安全衛生マネジメントシステム規格の国際認証(OHSAS 18001)を2015年12月16日に取得したことを発表した。今回認証を受けたのは、同社タイ国内5拠点(タニヤ本社、ナワナコン倉庫、バンパコン倉庫、スワンナプーム国際空港事務所、バンパコン・フリーゾーン倉庫)。同社は「今後も、引き続き、規格に準拠した活動を継続して行い、より安全・安心な職場環境作りに努めていきます」としている。


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