経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
チョンブリー県に新倉庫建設
EECによる発展を期待
住友商事(東京都中央区)は、100パーセント子会社である住商グローバル・ロジスティクス(東京都中央区)を通じ、タイで運営する物流子会社「Sumisho Global Logistics (Thailand)」において、チョンブリー県に1万平方メートルの新倉庫を建設し、さらなる業容拡大に着手したと発表した。
新倉庫の立地は、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港と自動車産業の集積が進む大手工業団地の中間にあるSGLTレムチャバン支店内。同県は自動車産業関連のみならず、「Thailand 4.0」の中核をなす東部経済回廊(EEC)の投資優遇地として、チャチューンサオ県、ラヨーン県とともに経済特区に指定されている。また、チョンブリー県は今後次世代自動車をはじめ医療・航空・ロボットなどハイテク産業界の投資が期待される地域。そのため、レムチャバン支店の敷地内に自社倉庫を建設することで、支店の既存人員やノウハウを有効活用し作業品質を確保。
新たなニーズに対応するため、輸送容器積み替え、輸出梱包、JITデリバリー等の荷主目線のきめ細かい物流サービスを提供していくという。
4/4 タイ大手カーペットメーカー子会社と代理店契約
東リ
東リ(兵庫県伊丹市)は4日、日本におけるコマーシャル市場のシェア拡大を目的に、香港を拠点に世界的な販売網を有するカーペットメーカー「ロイヤルタイ社」と日本総代理店契約を締結したと発表した。ロイヤルタイの親会社は、タイの大手カーペットメーカーTCMコーポレーション(バンコク)。
4/9 バンコクに駐在員事務所を開設
テクマトリックス
ITサービス会社のテクマトリックスは9日、ASEAN地域でのCRM事業展開の更なる強化策の一環として、同日付でバンコク駐在員事務所を開設したと発表した。同社は2013年からタイ、インドネシア、マレーシアの現地販売代理店を通じて、コンタクトセンターCRMシステム「Fastシリーズ」を販売してきた。バンコクに事務所を設けることで、タイなど東南アジアの代理店支援を行う。
4/12 タイに新会社設立。ASEAN統括機能
アイカ工業
アイカ工業は12日、メラミン化粧板をはじめとする建材商品を販売するため、タイ・バンコクに新会社「アイカ・ラミネート・アジア・ラミネーツ・ホールディング」を設立し、4月に業務開始したと発表した。新会社は、東南アジア地域における同社グループの統括会社と位置付け、同地域における建装建材事業の飛躍的な成長を目指すという。