経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
北海道産食材をタイ市場へ
多品種・質の高さをアピール
北海道産の農畜・水産物をタイに売り込もうと、北海道・ホクレン農業協同組合連合会(ホクレン)・北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)らで構成する北海道畜産物・水産物海外市場開拓推進協議会は19日、バンコク都内のホテルで「北海道の旨いが大集合」を開催。都内の日タイ飲食関連業者が参加するなか、道産食材を使った料理や地酒などを振る舞った。
冒頭、主催者を代表して、山谷吉宏北海道副知事が「北海道を冠とした多くのレセプションやイベントはあるが、これほどの北海道食材が揃うことはめったにない。道民でも楽しみです」と挨拶。続いて、来賓として出席した、在タイ日本国大使館の福島秀夫次席公使は「タイでは、北海道ブランドは定着している。これからは、もっと深く認知されていくでしょう」と述べ、ホクレンの箱石文祥代表理事常務の発声で献杯された。
会場には、北海道ビーフの和風ローストビーフ・しゃぶしゃぶ・ステーキのほか、道産米の“ななつぼし”を使った寿司、ほたてバターのいくら乗せ、秋鮭の味噌焼きなど、30種類以上の道産食材を使った特別メニューが並んだ。都内で飲食業を営むタイ人男性は「北海道には行ったことがあるが、並んでいるような料理は食べられなかった。これほど多くの食材の種類があることにも驚いた」と見識を深めていた。
1/17 富士重、2月にタイで合弁会社設立
富士重工業
富士重工業は17日、タンチョングループ傘下のTCマニュファクチャリング アンド アッセンブリーと合弁会社「タンチョン・スバル・オートモーティブ(タイランド)」を設立すると発表。完成車の組み立て生産を2019年から始めるという。
1/13 ヤマハ、ASEAN戦略モデル・スクーター発売
ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は13日、ASEAN向けの戦略モデルとして新型スクーター「GDR155」を開発し、タイで生産・販売を開始していると発表した。タイ向けは「AEROX」として2016年12月から発売、以後インドネシアなどASEAN各市場に導入するという。
1/18 ジャルパック
航空券と宿泊をアレンジ。タイ向け訪日客商品を発売
JALグループの旅行会社、ジャルパック(東京都)は18日、インターネットで航空券と宿泊を自由に組み合わせ、オリジナルの旅を作ることができる「ダイナミックパッケージ」において、訪日外国人旅客向け商品の販売を開始したと発表した。第1弾として、訪日リピーターの需要が見込め、個人旅行を好むタイからの旅行者を対象にした。
1/18 タイで初の観光物産展を開催
京都府
京都府は18〜22日の5日間にわたって、バンコクのショッピングモール「Terminal 21」で観光物産展を開催した。京都産品のテスト販売を行い、府内企業のタイをはじめとした東南アジア市場開拓の支援と府内への観光客誘致の促進が目的。同府がタイで観光物産展を開くのは初めてだという。京都牛や宇治茶などの食品のほか、伝統工芸品の名店16店が出展した。