経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
「タイ日系企業ビジネス交流会」を開催
日系交流会で最大規模、約600人が参加
タイに拠点を持つ地方銀行19行は11日、共同で「タイ日系企業ビジネス交流会」を開催。各銀行の取引先など約600人が参加し、交流を拡げた。同交流会は今年で3回目。日系企業対象としてはタイ最大規模だという。交流会の前には、セミナーも開かれ、日タイに関わる官民連携の橋渡し役として活躍するコンサルティング会社MEDIATOR(メディエーター)代表のガンタトーン・ワンナワス氏が「タイ人と働く」と題して講演。同氏は日本人とタイ人の違いについて「正しい・間違いではなく、互いに違いがあるだけ。歴史を紐解けば、どうしてタイ人は?ということに答えがみつかる。まずはタイを知り、タイ人を理解することが大切です」と語った。その上で、日タイで最も違う点を「日本では夏の間に計画的な農作業をしなければ冬を越せないという危機感があるが、タイは種を撒けば自然に作物が育つ。これが最大の価値観の違いにつながっている」と指摘した。同氏は、こうした基礎的な知識を学べるよう、日経ビジネススクール(NBS)と共同で、日系駐在員向けに新たな講座「mirai campus」を開設した。
同会を主催した地方銀行19行は、足利銀行、大垣共立銀行、京都銀行、群馬銀行、山陰合同銀行、 滋賀銀行、清水銀行、十六銀行、千葉銀行、中国銀行、 八十二銀行、広島銀行、百五銀行、福井銀行、福岡銀行、 北都銀行、北洋銀行、北陸銀行、横浜銀行 (五十音順)。
5/14 タイ現地法人を設立
三信建設工業
三信建設工業は14日、タイ現地法人「サンシン・コンストラクション(タイランド)」を設立したと発表した。タイでは、バンコクを中心として地下鉄や下水道などの大規模な都市インフラ整備が進められているが、日本同様に軟弱地盤上に都市が発達しているため、掘削に伴う出水、地盤沈下の危険性が高く、同社の技術需要の高まりを狙う。
5/15 サテライトから現地法人に格上げ
イチカワ
上場会社イチカワは15日、7月1日付でタイ現地法人「イチカワ・アジア」を開設すると発表。抄紙用フエルト、スレート用フエルト、シュープレス用ベルトなどを販売する。
5/16 「日本語パートナーズ」タイ6期、派遣開始
国際交流基金バンコク日本文化センター
国際交流基金バンコク日本文化センターが中心となり活動する、「日本語パートナーズ」のタイ6期レセプションが6日・16日の2回にわたりバンコクで開かれた。過去最多となる、大学生から68歳までの幅広い年齢層の派遣員80名が式典に参加。同事業は、日本語教育や日本文化の伝い手として、タイ国内42県・80校で活動する。期間は今月から2019年3月まで。
日本人とタイ人の違いだけではなく、共通点もわかりやすく話すガンタトーン氏