経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
「顧客満足を最優先に」
生産を止めない“故障予測”サービス
7日、富士ゼロックス タイランドの手塚幸治代表取締役は、「Customer’s Smile(顧客満足)」を第一に考えた新サービスの導入を発表した。50年の実績をもとに顧客の使用機種を同社ソフトで一括管理し、今後起こりうる故障やトラブルを予測する。ソフトからの通知をスタッフが受け、部品の交換や機器の点検等を行うことで、故障の事前回避を可能にするという。
同サービスについて手塚氏は「1秒でも生産が止まることがクライアントにとっては何よりの痛手です。そのダウンタイムを減らすことがお客様の満足に繋がると考えています」と言い、同社は今年、前年度比10%の増収を目指す。
同時に“いつでもどこでも必要な形”で情報のやりとりができる新しいビジネスモデル「Smart Work Gateway」についても改めて言及。基板となる複合機等の印刷技術とソフトを連動させ、アプリの一括インストールやデータの蓄積・管理、複数台の複合機を一括管理できるなど、次世代へ向けた幅広いコミュニケーションを提案していく。
また同日から2日間、ユーザーや販売店に向けた展示会「DocuWorld 2017」を開催。クラウドと連動した最新の複合機やソフトウエアなどが並んだ。
5/31 バロパコン社と技術援助契約を更新
三菱アルミニウム
三菱アルミニウム(東京都)は5月31日、タイのバロパコン社と、エアコン用や自動車熱交換器用のフィン材等のアルミニウム製品に関する技術援助を行う契約を更新したと発表した。自動車熱交換器用フィン材の需要が今後も増加することを見込み、アジア太平洋地域におけるシェア拡大のため、製造技術援助により、タイにおけるシェア拡大及び周辺国への供給体制を強化する。
6/7 バンコクで分譲マンション2棟を建設
阪急不動産
阪急不動産は7日、タイ不動産デベロッパーのセナ・デベロップメントと分譲マンション事業を開始すると発表した。バンコク都内の都市鉄道沿線に2棟を建設。1棟は、約770戸超の分譲マンションで、2016年8月に開通した鉄道路線「MRTパープルライン」のタオプーン駅に隣接する「Niche Pride Taopoon Interchange」。もう1棟は、約1270戸超の分譲マンションで「BTSグリーンライン」のベーリング駅から約250mにある「Niche Mono Sukhumvit 70」。
6/7 タイ現地法人を設立、飲食出店支援
G-FACTORY
東証マザーズ上場の経営コンサルティング企業G-FACTORYは7日、日系飲食店のタイ進出支援を目的に、現地法人GF CAPITAL(Thailand)を設立し、現法ホームページを開設したと発表した。資本金は200万バーツ(約660万円)で、G-FACTORYが49%を出資。タイ進出を検討する日系飲食店向けに情報提供及び、M&Aや出店時のサポートをする。