【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶山善

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

METALEXに合わせ45社が集結
第1回目から参加し、今年は1000㎡

機会総合商社大手の山善は24日、バンコクで開催中のASEAN最大の工作機械展示会「METALEX2016」に合わせ、協賛メーカー45社を招待した懇親会を開催。約100人以上が出席した。
冒頭、同社の長尾雄次専務は「今年でタイ進出52年となった。ご存知の通り、当地は自動車や家電を中心とする日系製造業の大集積地。進出増とともに発展を遂げ、いまでは弊社グループ内でインドを含むASEAN全域のヘッドクオーターとして成長した。すべては皆様の協力があってこそ」と挨拶。同社は今年4月の組織改編で、国内5拠点と海外4拠点の立ち位置をフラット化し、海外シフトの加速を打ち出している。
そのため、第1回目から出展するMETALEXでも、昨年の倍となる約1000㎡という他をはるかに凌駕する規模を確保することで、海外重視であることを知らしめた。「1回目の参加企業は45社だったと記憶しています。それが、今年は世界50ヵ国3300ブランドが出展する巨大イベントに成長しました」(長尾専務)。
日本工作機械工業会によれば、今年の日本からタイへの輸出は、前年対比91・3%(1〜10月)だが、8月201%、9月132%、10月112%と下半期にかけて復調傾向にあるという。
会場では、METALEXに参加する多くのメーカー関係者からも「景気はよくないが好転の兆しはある」や「ASEAN経済共同体も発足し、時代の変化の過渡期なので、悪いイメージばかりではない」と期待感が漏れていた。

 

懇親会の開催にあたり、スピーチをする長尾専務

懇親会の開催にあたり、スピーチをする長尾専務

今年度タイに赴任した社員を紹介する山善タイランド福田佳彦社長(左)

今年度タイに赴任した社員を紹介する山善タイランド福田佳彦社長(左)

 


 

11/23 METALEX 2016が開催
Reed Tradex

23〜26日、ASEAN最大規模の工作機械などの見本市「METALEX2016」がBITEC(国際貿易展示場)で開催された。展示スペースが昨年より45%増設されたことで、今年は、世界50ヵ国3300ブランドが集結した。
開幕初日には、山善タイランド福田佳彦社長(前列中央)やファナック タイの髙橋一壽社長ら日系企業関係者を交えて、テープカットが行われた


 

11/24 ものづくり海外取引商談会を開催
大田区産業振興協会、香川県、しまね産業振興財団、
鳥取県、やまなし産業支援機構、JETRO

大田区産業振興協会、香川県、しまね産業振興財団、鳥取県、やまなし産業支援機構、JETROらは24日、METALEX2016の開催に合わせ、ものづくり海外取引商談会を開催した。共催自治体から選出された35社が商談ブースを設置。タイローカル企業やタイ進出日系企業らと個別面談を実施し、その後の名刺交換会で交流を深めた。

会場では、事前に面談希望の企業を募っていたため、スムー ズな商談が行われた

会場では、事前に面談希望の企業を募っていたため、スムー ズな商談が行われた


 

11/24 タイ現法中心でGIS生産
富士電機

富士電機は24日、国際電気標準会議(IEC)規格に準拠した「145 kVガス絶縁開閉装置(GIS)」を開発し、アジア・中近東の電力会社や、現地の日系企業向けに拡販すると発表。生産は、タイ現地法人「富士電機マニュファクチャリング(タイランド)」が担う。

 

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