【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶新日鉄住金ソリューションズ

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

製造・流通向けIoTセミナー
タイ進出日系約60社が参加

 新日鐵住金グループのシステムインテグレーター「新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)」は5日、バンコクで最新のIoT活用例や、ERP導入を通じたタイ製造業界におけるユーザー事例を交えたセミナー「実践! 製造・流通業を強くするIoT」を開催。タイに進出する日系製造業など約60社が参加した。
 冒頭、同社現地法人Thai NS Solutionsの大野陽一マネージングダイレクターは「情報通信機器のみならず多様なデバイスがインターネットに接続できる環境が整うなか、製造業や流通業においても、IoT/AI/ビッグデータなどを活用した生産革新やビジネス変革は可能です」と挨拶。続いて、荒井寿勝ゼネラルマネージャーが提供するソリューションについて説明したほか、実際に同社のサービスを導入した企業による紹介と報告が行われた。
 セミナー会場には、ERPや生産現場を想定したシステム導入済の実機が展示され、多くの参加者は各プログラムの合間に設けられた休憩時(30分)に体験。NSSOL側も多くのスタッフを配置し、対応した。
※資料・訪問希望はcontact@th.nssol.nssmc.com
導入事例企業:Siam Tinplate Co., Ltd.「MCFrameによる品種別・工程別原価計算システムの実現」、Strapack (Thailand)Co., Ltd. 「-Microsoft Dynamics AX による顧客満足度・業務効率アップへ! ERP導入を通じた業務の見える化」

タイの日系製造・流通業者らが熱心に耳を傾けた

タイの日系製造・流通業者らが熱心に耳を傾けた

 

「基幹システムに“鐵”の信頼を」と題し、 世界トップクラスの鉄鋼メーカーを 支えてきた同社の強みを説明する荒井GM

「基幹システムに“鐵”の信頼を」と題し、世界トップクラスの鉄鋼メーカーを支えてきた同社の強みを説明する荒井GM

 


08/05 タイに現地法人、10月営業開始
アシックス

 アシックス(本社神戸市)は5日、タイに販売会社アシックス(タイランド)を設立し、10月から営業開始すると発表した。資本金は1億バーツ。タイは、これまで東南アジア・南アジア地域の統括会社であるアシックスアジアPTE.LTD.(シンガポール)を通じ、現地販売代理店との取引のみだったが、現法設立により、さらなる販売強化を図る。


08/06 バンコクで初の日本車両、パープルライン開業
JR東日本、丸紅、東芝

 6日、日本企業が受注し製造した都市鉄道「パープルライン」が開業した。タイの都市鉄道に日本製車両が導入されるのは初めてで、開業式典はタイのシリントーン王女によって執り行われ、プラユット暫定首相や石井啓一国土交通相らが出席。運転が開始されると、駅のホームは、開業を心待ちにしていた大勢の乗客であふれた。
 パープルラインはバンコク都内バンスー地区と、隣県ノンタブリーのバンヤイ地区の全長23kmを結び、建設事業には約790億円の円借款を活用。車両は丸紅と東芝が共同受注し、JR東日本の子会社である総合車両製作所(横浜市)が製造、今後の運行管理やメンテナンスなども同3社が担う。石井国土交通相は、重点的に進めている海外への鉄道インフラ輸出に対し、「パープルラインがその弾みになってくれればいい」と期待をかけた。

日本の車両とシステムで運行される パープルライン

日本の車両とシステムで運行されるパープルライン

 

6日、ノンタブリー県のクローンバンパイ駅で 開業を待つ人々の行列

6日、ノンタブリー県のクローンバンパイ駅で開業を待つ人々の行列

 

石井国土交通相(左)と タイのアーコム運輸相

石井国土交通相(左)とタイのアーコム運輸相


 

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