経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
チェンマイ山岳地域校へ無償資金協力
日野自製トラック1台を引き渡し
2017年12月26日、草の根・人間の安全保障無償資金協力による「チェンマイ県メージェム郡バーンクンメーナーイ校四輪駆動送迎車整備計画」の引渡式典が執り行われ、日本政府から、チェンマイ県メージェム郡メースック地区にある公立学校「バーンクンメーナーイ校」に日野自動車製のトラック1台が渡された。
同式典には、在チェンマイ日本国総領事館の川田一徳総領事とバーンクンメーナーイ校のドゥシット・スックサバイ校長、Hino Motor Sales (Thailand) Ltd.の三島哲取締役らが出席。
同校のあるメースック地区は険しい山岳部に位置し、児童送迎や学習用資材及び食料の輸送が困難な状況だったため、同地の過酷な道路環境でも利用できる、安全で効率的な送迎や輸送を可能とする大型四輪駆動車の整備が喫緊の課題だった。
こうした状況を受けて日本政府は、バーンクンメーナーイ校による四輪駆動車の整備計画に対して総額316万2,000バーツを支援。同資金により悪路走行用大型車の高い開発実績を有する大型四輪駆動送迎車(定員19名)1台が整備された。
12/27 テクノアート、タイ現法に板金試作部品の製造で協調融資
国際協力銀行
国際協力銀行(JBIC)は12月27日、試作用自動車の板金試作部品の製造・販売を手掛けるテクノアート(三重県)のタイ現地法人Hiromitsu Tecnoart (Thailand、以下HTT)との間で、融資金額2,000万バーツを限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調融資によるもの。テクノアートは今後、HTTがタイ・チョンブリー県で行う板金試作部品の製造・販売事業に必要な生産設備の増設に充てる。
12/27 タイのオートリース事業を統合
東京センチュリー
東京センチュリーは12月27日、タイ子会社TISCO Tokyo Leasing(TTL)及びCar Solutions (Thailand)のオートリース事業を今年1月から統合すると発表した。両社で重複する事業を一本化し、効率的な事業運営を推進する目的で、TCCSに集約するという。
TTLからTCCSへの移管対象は、メンテナンス付オートリース事業にかかる従業員、営業施設、リース車輌、リース債権等で、TTLが当社連結子会社であるニッポンレンタカーサービス株式会社との合意に基づき使用している「ニッポンレンタカー」ブランドについてもTCCSが承継し、「NIPPON Rent-A-Car Leasing」の呼称でタイ国内のオートリース事業を展開する。