経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
分譲住宅の初案件が好調
プリセール、開始わずかで9割成約
東急グループがタイの不動産開発大手サンシリとの合弁会社で進める、同国初の分譲住宅事業「taka HAUS(タカ ハウス)」が好調だ。9月16日に一般プリセールが開始され、すでに9割以上のユニットが成約済みだという。東急側によると「日本で予想したよりも早いスピードでした。同物件の利便性や将来性をよく知るローカルの方が7割近くですね」と語る。同物件は、新会社「シリTKワンカンパニー」の初案件コンドミニアムとして、エカマイに建設される。敷地面積5316㎡、地上8階建て、269戸での中層コンドミニアム。2017年末着工、19年入居開始を予定。同地域は、日本人居住区として人気が高く、飲食店やスーパーなどが集まるトンローエリアにもアクセスしやすい、生活利便性の高い地域。間取りは1ベッドルームと2ベッドルームだが、寝室のホームオフィス転用など様々なプランが提案されているほか、最新のテクノロジーを用いたファシリティを完備している。「戸数が少ないこともあるでしょうが、バンコクでの住宅ニーズは高い。徐々に案件数を増やしていきたい」(東急)と意欲を語る。
9/28 タイ現地法人を11月に設立、不動産事業に参入
JR九州
九州旅客鉄道(JR九州)は9月28日、タイ現地法人「タイJR九州キャピタルマネジメント」を11月に設立すると発表。タイでの不動産事業に参入するという。同社は、今年5月にバンコク事務所を開設していた。
9/29 三井不とアナンダが合弁2社設立
三井不動産、アナンダ
大手不動産開発会社アナンダ・デベロップメントは9月29日、これまでも共同開発してきた三井不動産グループと合弁会社2社を設立すると発表した。新会社はアナンダMFアジア・セラ・ニコムとアナンダMFアジア・ラチャプラロップの2社で、三井不の現地法人である三井不動産アジア(タイランド)が出資するという。新会社設立により、不動産開発事業をさらに加速させる。
10/3 電気自動車部品、タイ工場など生産3倍
日立金属
日立金属は3日、電気自動車(EV)や鉄道、再生エネルギー用の電源系回路の小型・軽量化に対応したパワー半導体の高機能化(駆動周波数の高周波化)が加速し、高周波領域において特性を発揮する軟磁性材料のニーズ拡大に応え、生産能力を3倍に増やすと発表した。それに伴い、島根県のメトグラス安来工場とヒタチ・メタルズ(タイランド)の製造ラインを増強するという。
10/5 タイで住宅事業に参入
住友林業、グランド・アセット・ホテルズ・アンド・プロパティー
不動産会社グランド・アセット・ホテルズ・アンド・プロパティーは5日、グループ会社のグランド・スターに対し、住友林業グループが資本参加すると発表した。これにより住林グループは、実質、コンドミニアム開発に着手する。