経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
バンコクに海外初の拠点
ビジネスマッチング支援で
事務・商談等のスペース
公益財団法人東京都中小企業振興公社は21日、初の海外拠点をバンコクに設立した。同公社は、1966年に設立された東京都における最大の企業支援機関で、都が行う中小企業支援策をほぼ一手に引き受け、都内中小企業のビジネス拡大において、中核的な役割を担ってきた。日本では支援事業として経営相談や人材の確保・育成などを行っているが、近年、中小企業の海外進出相談が増加。これを受け、ASEAN経済共同体（AEC）の発足を前に、ASEANの中心的存在であるタイでの支援拠点設立に踏み切った。同公社はカシコン銀行との間で2014年にMOUを締結。今後、バンコク事務所の開設をきっかけに、同行が持つ現地企業情報を活用し、生産委託先の選定など、都内企業とタイ企業とのビジネスマッチングを進めていく。また、東京都産業技術センター バンコク支所とも情報共有や事業連携を行い、経営と技術の両面でのサポート体制を構築。ASEAN地域の商習慣、法規制、取引候補先などの情報提供や経営相談のほか、中小企業が持つ、すぐれた製品や技術のPR事業、商談会やセミナーの開催なども行う予定だ。タイ事務所はBTSアソーク・MRTスクンビット近くのInterchange21ビルに入り、前述の商談会やセミナーを行えるスペースを備える。
12/10 スマホゲーム「PICK-XELL」を配信
メディア工房
デジタルコンテンツの制作等を行うメディア工房（東京都港区）は10日、スマートフォン向けのゲーム「PICK-XELL」の配信をタイで開始した。同ゲームは、タイ語を含めた11言語に対応しており、世界140ヵ国で同時配信を開始。世界中のユーザーとスコアを競うこともできる。
12/16 インターネット関連企業がBOIを取得
エフ・コード
エフ・コード（東京都千代田区）は16日、タイ投資委員会（BOI）認可を受けた 。同社が提供するWebサイトのUI改善ツール「f-tra EFO」及び「ftra CTA」がタイの産業発展・雇用促進に寄与すると判断された。同社は今後、タイ国内に海外子会社を設立し、タイ及びASEAN地域に進出する予定。
12/18 タイ企業の株式取得資金融資を受ける
日本製紙
国際協力銀行（JBIC）は18日、製紙大手の日本製紙（東京都千代田区）による、タイ法人Phoenix Pulp & Paper Public Company Limitedの株式取得支援を目的に、みずほ銀行を通じて融資する貸付契約を締結したと発表した。
12/22 耐熱フェノール樹脂成形材料の生産開始
パナソニック マニュファクチュアリング アユタヤ
パナソニック マニュファクチュアリング アユタヤは22日、車載部品用 耐熱フェノール樹脂成形材料の生産ラインを新たに設置したことを発表した。2016年2月から本格稼動を開始する予定で、タイにおける同材料の生産は、業界では初めてとなる。この材料は、車載電装部品や構造部材などの絶縁材料として使用されるもの。
