経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
タイ・ASEAN事務所開設5周年
バンコクで記念祝賀会を開催
福井工業大学は4月20日、バンコク都内でASEAN事務所の開設5周年を祝う記念祝賀会を開催。同会には、同大学を運営する金井学園の金井兼理事長のほか、在タイ日本国大使館の福島秀夫次席公使、タイ工業振興局のパヌワット・トリヤンクンスリー次長など、多くの関係者が出席した。
冒頭、主催者を代表して金井理事長が「2013年の開設からあっという間に5年が経過した。その頃から多くの日本の大学がタイに事務所を設置し始め、今では多くの事務所が存在するまでになった」と挨拶。乾杯の発声として登壇した、日本学術振興会の山下邦明バンコク研究連絡センター長も「福井工業大学の進出を皮切りに、今では約50校まで増え、先駆的な役割を果たした」と祝辞を述べた。
その後、姉妹校シーナカリンウィロート大学附属プラサーンミット高校とワットラジャオロス高校が披露した泰日演舞やタイ舞踊が会場に華を添え、盛況のうちに閉会した。
4/20 タイ初上陸。地場企業と2プロジェクト
東京建物
東京建物(東京)は4月20日、タイ・バンコク中心地区にて現地不動産デベロッパーであるRaimon Land Public社(以下レイモンランド社)と共同で分譲コンドミニアムを建設すると発表した。同社のアジアにおける事業会社であるTokyo Tatemono Asiaを通じ、19日にレイモンランド社と共同事業協定書を締結。タイにおける初の事業となる。同計画は、BTS沿線プロンポン駅とスラサック駅近くに、それぞれ1棟ずつ建設するもの。総事業費は約280億円を予定する。
4/20 タイに地域統括会社を設立
日本システム技術
ソフトウエア会社の日本システム技術は4月20日、ASEAN地域を統括するJAST Asia Pacificをタイに設立したと発表した。同地域における既存子会社JAST TECHNIQUES(シンガポール)とJASTEC(THAILAND)をまとめながら、他の地域への事業拡大を図る。
4/23 タイに新工場及び子会社が販社設立
東亞合成
東亞合成は4月23日、タイ現地法人トウアゴウセイ・タイランドが、東部工業団地「へマラート・イースタン・シーボード2」に新工場を建設すると発表した。同時に、子会社であるアロン化成が現地販売会社となるアロンカセイ・タイランドを今年6月に設立するという。