【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶福島工業

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

業務用冷蔵庫のタイ新工場が竣工
年間の生産能力は1万5000台

8月末に竣工したタイ新工場

 

業務用冷凍冷蔵庫、冷凍ショーケース等の大手専門メーカー「福島工業」(大阪市)が東部ラ ヨーン県サイアムイースタン工業団地で建設を進めてきたタイ工場がこのほど竣工、生産を本格化させる。年間の生産能力は1万5000台を見込んでおり、国内外合わせて大幅な向上となる。業務 用冷凍冷蔵庫やキュービックリーチインショーケースなどを生産し、市場供給を加速させる。新工場は敷地面積約2万2620m²、延べ床面積約3500m²。昨年6月に着工した。建設に先立ち、事業展開を行うためのタイ事業子会社フクシマ・インダストリー・タイランドを資本金2億2,500万バーツの単独出資で設立していた。同社は13年に現地販売子会社としてフクシマ・インターナ ショナル・タイランドも設立しており、今後は緊密な連携を図りながら生産から販売までを一元化して いく方針だ。同社は1951年創業。日本で初めて業 務用規格冷蔵庫を開発、量産体制を確 立させた。業界トップクラスの省エネ技術 と独自の温度コントロール技術は国内外 から高い評価を得ており、市場の信頼も 厚い。90年代以降は海外にも進出。これ までに中国(北京・上海)、香港、台湾、シ ンガポール、韓国、マレーシア、タイ、ベト ナムに販売拠点を構え、事業展開を進め てきた。成長著しいアジア市場で今後、需 要が増していくと判断し、工場建設を決め た。タイの新工場で製造された製品につ いては、積極的に海外市場に展開してい くことにしている。タイ市場には冷蔵庫に 使 用 す る 部 品 の サ プ ラ イ ヤ ー が 多 数 進 出しており、現地調達や運送費の面で有 利という判断もあった。


 

9/29 産業向け燃料転換エネルギーサービス開始
大阪ガス

大阪ガスは29日、国営タイ石油公社PTTと、ともに子会社を通じて共同出資を行い、新た に一般産業用顧客向けのワンストップサービス「燃料転換エネルギーサービス」を実施する ための合弁会社を設立すると発表した。新会社はOGP Energy Solutions Co., Ltd.で11 月までに設立手続を終える。同社はこれまで現地日系企業を中心に事業展開してきたが、今 後はタイ企業や他の外国企業にも軸足を拡大する。


 

9/29 デニム生地の製造販売のため最大2,890万米ドルを調達
カイハラ

デニム生地の製造・販売を手掛けるカイハラ(広島県)は29日西部ラチャブリー県に建 設しているデニム工場での製造や販売の事業展開を加速させるため、国際協力銀行との間 で2,890万米ドルを限度とする貸付契約を締結した。中堅中小企業の海外進出を支援する「海外展開支援融資ファシリティ」の一環で、三菱東京UFJ銀行、広島銀行、商工中金との 協調融資。


 

10/2 タイでオンライン証券を開始
SBIホールディングス

SBIホールディングスは1日、タイに設立した、インターネット専業証券会社「SBI Thai Online Securities Co., Ltd(. SBIタイオンライン証券)」が、16日からサービスを開始すると 発表した。すでに、9月26日からタイ語版サイトをオープ8月末に竣工したタイ新工場ンし、口座開設の受け付けを開始している。タイ国籍の顧客は、タイ全土に約8000店以上を展開するコンビ ニエンスストア「セブン・イレブン」から手続きができる。オープン記念として、今後3ヵ月間は、業界最低のタイ証券業協会が定める標準手数料 より 9 0 % 引 きを 導 入 する。年内には、日本語サイトを開設する予定だ。

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