経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
タイで戸建分譲事業
第一弾販売予定地が決定
積水化学工業住宅カンパニーは7月18日、タイ大手デベロッパーのプロパティー・パーフェクト(PF)との合弁会社PFセキスイJVを通じて、バンコク郊外の4カ所で計74区画の分譲住宅を開発すると発表した。
同社は、これまでタイにおいて、2009年にユニット住宅の生産及び販売合弁会社セキスイ・エスシージー・インダストリー及びエスシージー・セキスイ・セールスを設立し、13年にはユニット住宅量産工場を竣工し、これまでに 800棟を超える高品質、高性能のユニット住宅を供給している。
以下、販売予定地
① ラムカムヘン(Perfect Masterpiece Ramkhamheang)
市の幹線道路ラムカムヘン通りに近く、バンコク都市鉄道の延伸計画もある
② ラタナティベ(Perfect Masterpiece Rattanathibet)
バンコク都市鉄道パープルラインが開通し、都心部へのアクセスが向上
③ クルンテープクリータ(Perfect Masterpiece Krungthep Kreetha)
国際空港に近く、大型幹線道路が部分開通し、今後最も発展が期待される
④ チェーンワッタナ(Perfect Masterpiece Chaengwattana)
再整備を進めるドンムアン空港にほど近い立地
7/19 オレフィン増産用プラントを受注
東洋エンジニアリング
東洋エンジニアリングは7月19日、タイSCGケミカルと米国ダウ・ケミカルの合弁会社であるマプタプット・オレフィンによる、オレフィン増産プロジェクトの設計・調達サービスを受注したと発表した。同プロジェクトは、既存プラントのオレフィン生産量を現在の年産170万トン(エチレン同90万トン、プロピレン同80万トン)から35万トン増産することを目的としている。新設するプラントはラヨーン県マプタプットの既存プラントの隣接地に建設され、2021年の完成予定。
7/23 日タイ通貨スワップを改正
日本銀行
日本銀行とタイ中央銀行は7月23日、締結中の第4次二国間通貨スワップ取極を改正し、改正第4次取極が同日から発効したと発表した。これまでの取極において日本及びタイ当局は、必要な時に米ドルと自国通貨を相互に交換することができる旨が定められていた。今回の改正によって、タイは自国通貨(タイ・バーツ)を米ドルに加えて日本円とも交換することが可能となる。
こうした金融協力の強化は、中期的に日本円を含むアジア通貨の使用を促し、さらには拡大する両国間の経済・貿易関係を一層発展させるという。