経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
続く、訪日人気
オールジャパンで観光誘致
タイ最大規模の旅行博「第21回タイ・インターナショナル・トラベルフェア」が10〜13日、バンコク都内のコンベンションセンター「クイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンター」で開催され、延べ約35万人が来場、旅行ツアーなど５億バーツ以上の売り上げとなった。タイ旅行サービス協会（TTAA）主催。
日本からは、東京都、北海道、埼玉県、岐阜県、鳥取県、沖縄県などの地方自治体のほか、JR東海、JR西日本、JR東日本、西武鉄道といった46団体と日本政府観光局（JNTO）が出展。日系旅行代理店のJTBやH.I.S、お馴染みのジャパンゾーンが設けられるなど、訪日人気の高さが目立った。
鳥取県のブースでは、タイで人気が高い、アニメ「名探偵コナン」を全面に押し出すことで、多くのタイ人が集まっていた。
JNTOによると、今年１〜７月に日本を訪れたタイ人は前年同期比7.4％増の58万7700人。
首都東京ブースは圧巻
ニッポンの夏を彩る浴衣
コナンを使ったPRで大盛況の鳥取ブース
8/3 タイ工場が操業、磁性コンパウンド製造・販売
戸田工業
戸田工業は、グループ会社の戸田工業アジア（タイ）が中部アユタヤ県ロジャナ工業団地に建設した新工場が操業を開始したと発表した。新工場は敷地面積8300㎡、延床面積1400㎡。モーター用磁石の材料となる磁性コンパウンドを生産。 これまでは、中国や日本の生産拠点から供給していたが、新工場の完成で現地生産が可能となる。
8/8 第４回経営相談事例セミナーを開催
東京都中小企業振興公社タイ事務所
東京都中小企業振興公社タイ事務所は８日、第４回経営相談事例セミナーを９月19日に開催すると発表した。同セミナーでは「CLM（カンボジア、ラオス、ミャンマー）諸国進出比較～比較して理解する進出検討のポイント～」と題し、進出検討企業を対象に、各国の経済状況、法制度（外資規制、会社法制、税法、労働法、土地法）、金融関連規制、紛争解決制度について最新情報を伝える。場所は、同事務所セミナールーム。募集人数は約20人、参加費は無料。詳細は、同社ホームページへ。
8/10 北山熱錬タイ法人と貸し付け契約
国際協力銀行（JBIC）
国際協力銀行（JBIC）は10日、金属機械部品の熱処理加工の北山熱錬工業所（大阪府）の現地法人、KITAYAMA HEAT TREATINGと560万バーツを限度とする貸し付け契約を締結したと発表した。池田泉州銀行との協調融資で、融資総額は800万バーツ。
北山熱錬は1963年の設立以来、素材及び鋳物、鍛造品などの金属熱処理を行ってきた。同社はタイ現地法人を通じて、東南アジア地域向け取引を増加させる計画だという。
