経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
日本以外で初の取り込み
ものづくり共創プログラム
NECコーポレーション(タイランド)は、在庫管理、リードタイムの短縮、コスト削減など生産現場の課題解決を提案する「ものづくり共創プログラム」をタイで開始する。ものづくり企業でもあるNECグループが、自社の失敗から学んだ生産革新やサプライチェーン改革の経験やノウハウを日系メーカーに提案していく。プログラム開始に当たり、NECタイの鹿野孝幸社長は「当社は、幅広い事業を持ち、多くの失敗経験から生産革新を積み重ねてきた。タイのものづくり現場には、多くの改善ニーズがあるはずだ」と述べた。同プログラムは、日本では2012年から開始。「匠(たくみ)」、「繋(つなぐ)」、「活(いかす)」、「共(ともに)」の4つのコンセプトからなり、顧客同士の情報交換の場として「ものづくり研究グループ」も立ち上げる。国外で始めるのはタイが初だという。 8月23〜25日には、プログラムの周知を目的に、ナワナコン工業団地、バンコク市内のホテル、ウェルグロー工業団地地域でセミナーを開催。約65社が参加した。
08/28 アジアビジネスの行方を探るセミナー開催
亜細亜大学
亜細亜大学が主催するアジア・国際経営戦略学会は8月28日、バンコクで「AIBSアジアエグゼクティブセミナー・バンコクセミナー」を開催。野村総研タイランドの山本肇氏が「転換期にあるタイの自動車産業—将来的なタイの位置づけと発展の課題」、セントラル&マツモトキヨシの舘野純一CEOが「マツモトキヨシのタイビジネスに対する事業計画とギャップ」と題し、それぞれ講演した。
08/30 アユタヤ銀とJETROバンコクが協定結ぶ
三菱東京UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行は30日、タイの子会社アユタヤ銀行が日本貿易振興機構(JETRO)のバンコク事務所と連携・協力協定を締結したと発表した。日本とタイにおける企業間の投資及び貿易促進を後押しする。アユタヤ銀が対日投資に関心のあるタイ企業をJETROに紹介するほか、セミナーや商談会を開くなど、ビジネスマッチングの場を設ける。