【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶KADOKAWA

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

日本のノウハウを提供
タイで専門学校を開校

7日、出版大手KADOKAWAの子会社カドカワ・コンテンツ・アカデミーがBTSサイアム駅近くの商業施設「チャムチュリー・スクエア」で記者会見を開き、同施設内に漫画やイラストなどのクリエイターを養成する専門学校「KADOKAWAアニメーション&デザインスクール」を4月23日に開校すると発表した。
同スクールは日本のコンテンツノウハウを提供して、タイ人クリエイターの育成を目指す。開校時の学生数は約400人。当面は漫画とキャラクターデザインの2講座とし、CGや声優などの講座を追加する。
KADOKAWAの角川歴彦取締役会長は「日本の文化を世界の文化にするとともに、タイの人たちと新しい文化をつくっていきたい」と挨拶し、カドカワ・コンテンツ・アカデミー代表取締役社長兼CEOの古賀鉄也氏も「タイからオリジナルのコンテンツを作ってほしい」と話した。
同アカデミーによる同スクール運営は、台北(直営校)とシンガポール(業務提携校)を含めれば3校目。今後は香港やフランス、オーストラリアなど世界へ姉妹校を増やしていく方針だという。

 

  • 記者発表会に出席したKADOKAWAの角川歴彦会長(中央)

    記者発表会に出席したKADOKAWAの角川歴彦会長(中央)

  • 独学では難しいデザインテクニックなどもしっかり学べる

    独学では難しいデザインテクニックなどもしっかり学べる


 

03/04 タイに販売子会社設立

日新製鋼は4日、バンコクに現地法人「ニッシン・スチール(タイランド)」を4月1日付で設立すると発表した。資本金は7,700万バーツで、日新製鋼が100%出資。タイでステンレス製品などを販売する。また、ASEAN諸国での鋼材の市場開発や事業企画なども担当する予定。


 

03/07 自動車部品製造会社に融資

国際協力銀行(JBIC)は7日、キーレックス(広島県、岩尾満社長)のタイ現地法人に対し、三井住友銀行と協調で約2億6,400万バーツを融資すると発表した。JBICの融資額は約1億8,500万バーツ。キーレックスは、チョンブリー県で自動車部品工場を建設する。


 

03/08 タイ事業開始5周年キャンペーン

大王製紙の現地法人であるエリエール・インターナショナル(タイランド)は、タイでの事業開始5周年を記念し、キャンペーンを実施する。オリジナル金製品を消費者にプレゼントするほか、保健省とタイアップし、インフルエンザワクチン5000人分を寄付する。同社は「GOO.N(グーン)」のブランド名で紙おむつの製造・販売を行っている。藤田浩幸社長は8日、発表会後に「タイ国内向けの売上を昨年の9億バーツから、今年は13億バーツに伸ばしたい」と説明した。

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