経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
タイで土砂崩れシミュレーション有効性を確認。日タイ協力プロジェクト
NECは25日、タイの災害警報発出機関である国家災害警報センター(NDWC)と共同で、北部チェンマイ県において土砂崩れシミュレーションシステムを活用した土砂崩れの危険区域を予測する実証実験を実施し、システムの有効性を確認したと発表した。実施期間は、2016年11月〜17年3月まで。
同システムは、土砂崩れ・洪水・地震など様々な自然災害を対象としたNECの「総合リスク管理システム」の土砂崩れモジュール。総合リスク管理システムは、データ統合・視覚化・早期警報などの機能を有するリスク管理共通プラットフォームと、各災害に特化した機能を有する災害モジュールで構成されており、必要な災害モジュール・機能を選択して使用することや、いくつかの災害モジュールを組み合わせて複数の災害を同時予測することも可能だという。
同社によると「タイでは頻繁に発生する土砂崩れへの対策が喫緊の課題となっています。本実証実験では、気象、地形、土壌に関する各種データを基にシミュレーションを行い、土砂崩れの危険度を最大7日先まで予測し、実際の被害状況と比較しました」。
今回の実証実験は、防災ICTにおける日タイ協力プロジェクトであり、総務省から受託した「タイにおける土砂崩れシミュレータの展開に向けた調査研究」の一環として、在タイ日本国大使館とも協力しながら実施した。
4/25 新興国向けトラックを初公開
いすゞ自動車
いすゞ自動車は25日、新興国向けトラック「キング・オブ・トラックス」を初公開した。同シリーズは6モデル。悪路でも重い積み荷に耐えられるよう耐久性を高めるとともに、メンテナンスコストが抑えられる新型サスペンションを搭載。燃費効率も高めているという。
4/26 タイの倉庫で、初のハラル認証取得
郵船ロジスティクス
郵船ロジスティクスは26日、タイ現地法人「YUSEN LOGISTICS THAILAND」がタイのハラル認証機関であるCentral of Islamic Council of Thailand(CICOT)に申請していたハラル認証を4月8日に取得したと発表した。タイ国内の倉庫での取得は、倉庫・物流企業で初めてという。
同倉庫は、レムチャバン港から約20kmに位置するYusen Laemchabang Logistics Center 1(YLLC1)、 Group2、 General Warehouse で、倉庫スペースとトラック搬出入口の一部をハラル仕様に改修。今後は、マレーシア法人と連携し、グローバルなハラル物流を展開する。
4/27 2017年度定期総会を開催
タイ国日本人会
タイ国日本人会は27日、定期総会を開催した。当日は200名を超える役員・会員が出席。昨年度の活動報告に加え、今年度の活動目標として会員数の増加、また日タイ修好130周年の記念事業に向けて更なる取り組みを目指すと、島田会長が発表した。