経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
Peach初の東南アジア路線
バンコク−沖縄線が2月20日就航
格安航空会社(LCC)のPeach Aviation(大阪)は、同社初の東南アジア路線となるバンコク−沖縄線が、2月20日(沖縄発は2月19日)より就航すると発表。1月12日、バンコク都内で記者発表会を開催した。
代表取締役CEOの井上慎一氏は、今回の路線開設にあたり、「約600年前、沖縄(当時の琉球王国)との貿易をきっかけに、タイと日本両国の交流が始まった。また、今年は日タイ修好130年。その記念すべき年に、バンコク−沖縄線を就航できたことに、浅からぬ縁を感じる」と述べた。また、屈指のLCC激戦区、バンコクへの進出に対し、「(ターゲットとする)20〜30代の女性にフォーカスし、日本が世界に誇る“カワイイ”文化や、清潔さ、おもてなしなどのジャパンクオリティで差別化を図っていきたい」と意気込みを語った。
Peach Aviationは、関西国際空港を拠点に国内・国際線を運航する日本初のLCC。20〜30代の女性をターゲットとしており、「空飛ぶ電車」をコンセプトに独自のサービスモデルを志向。「アジアと日本のかけ橋」を目指し、積極的に路線を展開している。
バンコク−沖縄線はスワンナプーム国際空港と那覇空港間を1日1往復、毎日運航。運賃は3,180〜13,980B。
1/05 タイに鉄道関連販売会社を設立
ナブテスコ
ナブテスコ(東京都)は5日、子会社ナブテスコサービスが、タイでの鉄道関連事業を目的に、販売・アフターサービス会社「ナブテスコ・サービス・サウスイースト・アジア」を4日付で設立したと発表した。東南アジア各国の鉄道事業者に対する技術支援やメンテナンス部品供給を通じ、同地域での鉄道インフラ整備に寄与することを目指す。
1/05 三井製糖とタイに合弁会社設立
東レ
東レは5日、三井製糖と共にタイでサトウキビからバイオ化学品の原料製造する実証試験を行うため、合弁会社「セルロシック・バイオマス・テクノロジー」を今月中にもタイに設立すると発表した。総額6億8,000万バーツで、ウドンターニー県に実証プラントを建設する。2018年8月の稼働予定。
1/09 温暖化防止に貢献。タイ企業にエタノール技術付与
サッポロホールディングス
サッポロホールディングスは9日、タイ企業のイノテック・グリーン・エナジー(IGE)とバイオエタノール製造設備の設計から建設、生産、運転などの技術提供およびプラント設計に関するコンサルティング契約を締結したと発表した。
IGE社が、建設を目指すバイオエタノール製造プラントは年産6万klの製造能力を持ち、その温室効果ガス削減効果は約12万t/年と試算されている。
今後、タイ国内にとどまらず、キャッサバ栽培が盛んなASEAN諸国へのバイオ燃料製造技術の普及、エネルギー・環境問題の解決に貢献していくという。