元女優による交通死亡事故や陸運法改正により、 改めて飲酒事故が注目されている
22日未明、都内のクラブで泥酔した女性が騒ぎを起こし、駐車場に停めてあった車で逃走したと、ホワイクワン署に通報が入った。同署によると、騒ぎを起こしたのは元女優アンナー・リーズ容疑者(30歳)ストレスによる深酒で“キレた”と、容疑を認めている。
4歳から芸能界に入り、CM、ドラマ、映画に出演と大活躍していた同容疑者。
2010年以降は表舞台から“消えた”が、その5年後、「元女優」ではなく「容疑者」として再び注目を浴びる。
高速道路を走行中、パトカーと衝突事故を起こし、警察官は死亡。
飲酒とドラッグ服用を疑われたが、検査反応は陰性。
危険運転致死傷罪として保釈金12万B、執行猶予2年、罰金6千Bの判決が言い渡された。
この死亡事故以降、同容疑者は禁酒をしていると言われていたが、またしても飲酒が引き金となった今回の事件。
当然世間からは、「あの元女優が」とバッシングの嵐。
現在、同容疑者は保釈金2万Bで保釈中だが、警察は前回の事件と併せ告訴する方向だ。
交通事故が後を絶たないタイ。
WHOが16年に発表したレポートによると、タイの交通事故数は世界2位。
飲酒運転による事故が大半を占めるという。
これを受け、タイ政府は陸運法を改正し、飲酒事故の厳罰化を実施。
新法では、罰金額、懲役年数が上がったのはもちろんのこと、事故の重度によっては、運転免許を一生没収という罰則も追加された。
今回の厳罰化により、タイ国民に交通マナーの意識を改めてほしいと願うばかりだ。