“ショップシュアイシャート”って?

1年間、喪に服してきたタイ国内消費の活性化を狙い、 財務省が所得税控除の政策を発表した

11日から12月3日までの期間限定で、ある商品やサービスを購入すると最大15,000Bの所得税が控除される“ショップシュアイシャート(タイ語で経済促進のための買い物)”政策が始まった。

落ち込んでいた国民の購買欲を促進するのが目的だ。

控除を受けるには、前述した期間の購入を証明する領収書を、2017年度の総収入金額報告書と共にタイ国税局へ提出する必要がある。

また、所得税の支払い義務がある月収26,000B以上の人が対象だ。

アピサック財務大臣は、同政策を実施することで第3四半期・第4四半期の経済成長率がともに4%上昇すると予想。

また、タイカシコン銀行のプリーディー社長は、「もともと昨年比3.4%を見込んでいたが、さらに伸びるだろう」と期待を寄せる。

昨年同様、コンビニやショッピングモールなどで購入できる生活用品や、レストランやホテルなどの飲食代、自動車関連費、スパなどの利用費、貴金属の加工費などが控除対象となる。

逆に控除対象外は、医療費、生命保険、光熱費、国外航空券、宿泊代、酒、タバコなどだという。

ザ・モール・グループのチャムナーン会長は、「同政策は今年で3回目。

昨年は芳しくない数字だったが、今年は5〜10%の売り上げ増加を目指す。

大勢の客に対応するため領収書の自動発行機を全店舗で設置する」と言及。

1年の自粛を経た今、状況がどう変化するか。

来年に繋がる景気回復を期待したい。

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