民政復帰への段階を着実に歩み始める2018年。 課題は数あれど、明るい話題も多い年になりそうだ
「2018年は、この国にとってチャンスの年です。チャンスは準備ができている人に訪れるもの。
逃せば次はいつ巡ってくるかわかりません」。
これは2017年12月15日に放送された、プラユット暫定首相のスピーチ。
民政復帰への総選挙実施を発表したことで、EUとの自由貿易協定交渉の再開に向けた協議が始まり、景気回復が期待される2018年。
それに続く今年のホットトピックスは何か、施策や国際的な行事をご紹介したい。
教育面では、洪水の一因とも言われているゴミ問題の長期的な解決を目指し、小学生に分別などの知識を身に付けさせる「Set Zero Waste School」キャンペーンがスタート。
2つ目は少子高齢化。
タイ国家経済社会開発委員会事務局のセミナーでは、「ついに高齢者の数が子どもの数の10万人以上に。
若い世代に負担を強いる社会になるだろう」との未来を案じるコメントが発表された。
一方で、若い力が活躍する世界大会も。
世界最大のオンラインゲーム競技大会「WCG大会」が、4年ぶりにバンコクで開催される。
東南アジアのeスポーツの中心地となるべく、大会を通しタイを世界へアピールしていくという。
さらに、世界バドミントン連盟が世界選手権のバンコク開催を決定。
開催予算は約1億バーツともいわれ、強豪選手の多いタイは優勝の可能性が大いに期待される。
2018年がタイの飛躍の年になることを祈りつつ、当コーナーでは引き続き最旬の話題を取り上げていく。