タイ上場企業の今がわかる!タイ王国業界マップ【FILE 09-6 二部セクター(MAI):不動産分野】

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タイ証券取引所二部市場・不動産分野には17社が上場し、建設系、建設デザイン、不動産開発関連企業が多い。
アロウ・シンジケート(ARROW)社は建設資材で通信回線ライン、水道パイプなどをブランド名ArrowPipe、ArrowTite、Arrow PP-Rで販売。バンコク・デック-コン(BKD)社はビル建設事業で内装工事、デザイン、リノベーション、 I-RELAXブランド家具製造などを手掛けている。
J.S.P.プロパティ(JSP)社は中堅規模の不動産開発会社で、商業施設Miami Bangpu、Tulip Square、Sampeng 2などを開発。住宅開発ではJSP Residenceブランドが有名。
キングスメン・CMTI(K)社はデザイン・建設事業の他に展示イベント事業、博物館事業なども手掛けており、子会社Kingsmen Myanmar社を設立し、ミャンマーでの事業も開始している。
ダイイ・グループ(DAI)社 はビール大手シンハーグループが買収を発表している。戸建て住宅がメインでフェンスやアルミサッシ、ドアなどの建材も生産する。

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2016年6月に新規上場したのはBTウェルス・インダストリーズ(BTW)社で、鉄鋼・鉄骨部材、建設、太陽光発電などを手掛ける。また、16年4月新規上場でシンガポールTEE Group傘下のチェワタイ(CHEWA)は主にコンドミニアム、工業団地用工場・倉庫などの不動産開発をしている。プロジェクト・プランニング(PPS)社は建設・エンジニアリングを手掛ける企業で16年LANGSUAN VILLAGE(ランスアン地区の複合施設)やサラブリー県のINET Data Centerなどを開発。スマート・コンクリート(SMART)社は建設資材やコンクリートブランドSMART、BLOCK-YENなどを展開している。

 


阿部俊之
ASEAN JAPAN コンサルティング社代表取締役。市場調査、分析、マーケティング、企業設立を得意としASEAN経済共同体(AEC)向け市場マップを配布中。
TEL 02-612-7323
E-mail info@asean-j.net ※資料請求はこちら

 

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