毎年、世界中を歓声の渦に巻き込むWGP。 今年もさまざまなドラマが繰り広げられた
7月7日に開幕した女子バレーボール「FIVBワールドグランプリ 2017」。史上最多となる32チームが出場する今大会は、3グループそれぞれ予選ラウンドと決勝ラウンドを行い、各グループで優勝チームを決定。
タイ代表は、昨年優勝したブラジル、イタリア、日本など強豪揃いのグループ1に振り分けられ、激戦を繰り広げている。
23日まで開催されていた予選ラウンドでは、1週目に日本、オランダ、ドミニカと戦うも敗北。
2週目、ブラジルに3-0で同大会初勝利を掴むも、セルビアに敗れた。
そして最終週、ホームとなるフアマーク・インドアスタジアムで、ドミニカ、トルコ、イタリア戦が行われた。
ホーム戦初日、1週目に戦ったドミニカと再戦するも完敗。
しかしホーム2日目、トルコに3-0でホーム初勝利を飾る。
注目の最終日は、通算10勝1敗のイタリア対戦。
1セット目、15年に登場した期待の新星チャッチュオン・モークシー選手の活躍によって11-0とリードを奪い、21-11で先取。
続く2、3セットも押し切り、セットカウント3-0のストレートでイタリアを完全に封じ込めた。
タイ代表は今大会、グループ1予選ラウンド12位中10位、総合11点。
決勝ラウンドへの切符は逃したが、強豪ブラジルとイタリアに勝利し、司令塔のヌットサラ・トムカム選手がベスト・セッターに輝くなど、今後のタイ代表の躍進を期待せずにはいられない功績を残した。