愛と希望の宮殿で歴史を学ぶ
今回は、ペッブリー県の避暑地、マルッカタイヤワン宮殿を紹介します。マルッカタイヤワンは「動物保護の森」という意味で、ラマ6世=モンクットクラオ国王の時代(1923年)に建築されました。自然との共生をテーマに、西洋風のデザインも取り入れ、落ち着いた雰囲気を漂わせています。 同宮殿は別名「愛と希望の宮殿」とも呼ばれています。ラマ6世時代、インタラサックサジー王妃が妊娠し、自然に囲まれた環境で出産するのがいいと、王様夫婦は移住。しかし、不幸にも王妃は流産し、悲しみにくれる王妃を王様が支え続けたため、「愛と希望の宮殿」と言われるようになったわけです。 1階は柱のみで、2階に寝室や食堂などがあります。ここに来る前は、派手な建物だと思っていましたが、シンプルなデザインに少し驚きました。風の通りがいいため、宮殿内は涼しく、快適。ロマンチックな宮殿で、タイの歴史を学んでみませんか。