王族の方から卒業証書を受け取れる!
タイの大学卒業式は、ラマ7世(1930年)のときに、タイ初の大学、チュラロンコーン大学で初めて開催されました。タイの卒業式といえば! 卒業証書を大学長でなくて、王族の方から受け取ります。授与式では、行列に並んで、一人ずつ王族の方から直接いただきます。そのため、卒業式は一生に一度の王族からの施しを頂戴できるチャンスなのです。卒業式は強制ではありませんが、出席するのであれば、ミスが起きないよう、リハーサルを3回も行い、学生たちはすべてのリハーサルに参加しないといけません。卒業式当日は、朝早く起きて、美容室でキレイにし、大切な日に友人との思い出を残すため、プロのカメラマンにお願いするなど、外国の卒業式と比べると、気合いを入れる度合いが違います。 ただ、それはそれで“タイにしかない”卒業式の形。大切な日を一生の思い出とすることは、有意義なことだと思います。
※一般的な国立大学の卒業式です。私立大学とは異なります